映画【64-ロクヨン- 後編】感想(ネタバレ)

64: Part 2
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●こんなお話

 ロクヨン事件の模倣犯が現れて、その事件の捜査とロクヨン事件の真相と東京の記者さんたちとの戦いの話。 

●感想

 前作のラストで起こったロクヨン事件の模倣事件が起こって、その被害者を実名報道するのかしないのかで主人公の広報官が警察と記者たちとの間に挟まれる苦悩と事件の真相が描かれていきます。 

 ダイナミックに動くカメラワークや役者さんたちの熱演が見もので面白かったです。 

 記者さんたちとの攻防は前作でも描かれているので、またこのやり取りするのかと話が停滞してしまって退屈でした。相変わらずワーワー大騒ぎする記者さんたちでした。しかも今度は東京の記者さんらしく前作で対立した記者さんたちとも溝があったりして。 

 そしてロクヨンの模倣犯らしい事件の被害者が犯人の指示のまま右往左往して、それを追いかける警察たち。事件の真相が明らかになっていきますが、その真相もかなりの無理やりに思えて、笑ってしまうものでした。ハローページの力って凄いなと感心しました。 

 コーダメモって結局どこ行ったんだろう? ロクヨンの犯人はなぜ子どもを殺害したのだろう? 狂言誘拐が女の子が万引きしていなかったらどうなっていたんだろう? とか前編で広げた風呂敷の回収とかもそこまでうまくいっているように思えました。そういう謎よりも記者さんたちがワーワー騒ぐことに時間を割いている印象でした。 

 組織で生きていく辛さ、子どもがいなくなる辛さをもっと知りたかった作品でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/07/02 TOHOシネマズ川崎

監督瀬々敬久 
脚本瀬々敬久 
久松真一 
原作横山秀夫
出演佐藤浩市 
綾野剛 
榮倉奈々 
夏川結衣 
緒形直人 
窪田正孝 
坂口健太郎 
筒井道隆 
鶴田真由 
赤井英和 
菅田俊 
烏丸せつこ 
小澤征悦 
金井勇太 
芳根京子 
柄本佑 
椎名桔平 
滝藤賢一 
奥田瑛二 
仲村トオル 
吉岡秀隆 
瑛太 
永瀬正敏 
三浦友和 
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