映画【ゴジラ×メガギラス G消滅作戦】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 巨大トンボとゴジラが戦う話。

●感想

 大島ミチルさんのテーマ曲が印象的でよかったです。大阪が首都というパラレルワールドもこれはこれでアリだと思える設定でした。

 でしたが、主人公が対ゴジラの特殊部隊の隊長さんですが、画面からはその迫力は全く伝わってこなくて、完全にミスキャストではないのかなと思ってしまいました。冒頭で永島敏行さんが出てきてバズーカでゴジラと戦うというアクションは盛り上がりましたが、あっという間に瞬殺。

 ゴジラの造形もこれといって魅力を感じることもなく、カタキ役のメガギラスもこれまたダサいし、人間のスーパー兵器とかも何ともダサかったです。これだったらスーパーXとか過去のスーパー兵器のほうが100倍カッコいいです。下手にCGとかをやっているせいかテレビの戦隊ものやウルトラマンのような特撮になってしまっているのもなんとなく熱が感じられない特撮でした。しかもクライマックスのお台場バトルが結構長くて退屈でした。
 メガギラスのきっかけとなる少年もただ事態を広げるだけのキャラクターでゴジラシリーズには子どもを出さないといけないのかと真剣に悩みました。主人公たちの軽いキャラクターたちが軽いセリフのやりとりを見ているのもなかなかキツイです。ブラックホール砲を簡単に開発して打ち上げてというのも軽く進んでいきます。そもそも宇宙に打ち上げる必要はあったのかとかいちいち突っ込んではいけないと思いますが、ノイズになってしまってのりきれなかったです。

 結果、最初から最後までどこかダサいと感じてしまうシリーズの1本でした。

☆☆

鑑賞日: 2017/01/20 Hulu

監督手塚昌明 
脚本柏原寛司 
三村渉 
脚本協力藤田伸三 
山田政史 
清水瞳 
出演田中美里 
谷原章介 
星由里子 
喜多川務 
渡邊実 
伊武雅刀 
永島敏行 
中村嘉葎雄 

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