映画【横道世之介】感想(ネタバレ)

yonosuke
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●こんなお話

 横道世之介さんの人生の話。

●感想

 物語の舞台は1980年代の日本。バブル景気でどこかみんな浮かれている景色のなか、長崎から青年、世之介が大学進学のため上京するところから物語が始まります。

 話は、新生活から始まり友だちを作りサークルに入り好きな子もできる。といった日常を描いていきます。しかも2時間40分という大作です。登場人物の気持ちを丁寧に描いてるため必要な時間だとは思いました。それに途中でわかる世之介のことで、最後まで引っ張るポイントになっていたと思います。ただちょっと登場人物の動作を丁寧に見せるため、長く感じてしまう部分もありました。

 世之介が1人また1人と出会い、彼ら彼女たちがどのように世之介に影響を受けて変化していくのか。15年後を間に挿入して、世之介を思い出す人たちはみんな思いだし笑いをします。世之介自身はおばあちゃんが亡くなって「ボクが死んだら、みんな悲しむかなぁ」と言うと元カノは「きっと、世之介が笑っちゃうと思うよ」と。そういう元カノの気持ちがわかるという。なぜなら、映画を通して世之介を見てボクも世之介が大好きになっているからです。

 ヒロインである吉高由里子さん演じるお嬢様で、のんびりして世之介に対してのアクション、それの世之介のリアクション。これが笑えて見てて微笑ましい日常でした。このやりとりが面白いため、序盤に出てくる綾野剛さん演じる友だちとのやりとりは、世之介がアクションをして綾野剛さんがリアクションをするというのが面白かったのが。ヒロインの前だと世之介の上を行く行動をとるので、前半の友だちたちとのやりとりより、ヒロインとの関係を深く描いてほしかったです。

 世之介の運命を知っている観客ですが、カメラマンという夢をかなえることを知っているので悲観することなく、ヒロインとの「最初のフィルムを私に見せて」という約束を実行する長回しのラスト。素晴らしいです。子どもがオモチャを手に入れたようにカメラを撮りまくる世之介の姿を応援する。
 
 全部見終わると、ありふれた日常こそかけがいのない尊いものだと教えてくれる映画でした。ただ、世之介はかなり充実した日常でうらやましいぞ、と。でも、世之介がイイ奴だから応援しちゃうという。
 世之介が好きになり彼が愛した人たちも好きになれる映画でよかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/03/18 TOHOシネマズ南大沢  2014/11/17 DVD

監督沖田修一 
脚本沖田修一 
前田司郎 
原作吉田修一
出演高良健吾 
吉高由里子 
池松壮亮 
伊藤歩 
綾野剛 
朝倉あき 
黒川芽以 
柄本佑 
佐津川愛美 
堀内敬子 
大水洋介
江口のりこ 
ムロツヨシ 
渋川清彦 
井浦新 
國村隼 
きたろう 
余貴美子 

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