映画【リメインズ 美しき勇者たち】感想(ネタバレ)

Rimeinzu: Utsukushiki yuusha-tachi
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●こんなお話

 人食い熊とマタギの戦いの話。

●感想

 夜寝ているとクマに襲われて女性が連れ去られる。それを追いかける村人たちだけど逆にクマに襲われてピンチのときに現れる主人公たちの狩猟軍団。クマを追いかけて仕留めようとするけど、横からクマを倒す女性。

 1年前に戻って主人公と女性が幼馴染として育っていて、女性は自由を求めるけど親が決めた道しか行くことを許されない。嫌で家を飛び出すけど、その間に家族がクマに殺されて、女性はクマへのリベンジに燃える。けどクマ退治はここでも女人禁制という理由でクマ退治の参加を許されず。女性は1人でクマを追いかける旅をする。

 1年後、再会するけどまだクマへのリベンジを諦めていない。街に降りていく主人公たちが休んでいると街の女性が襲われて連れらされるので追いかける主人公たち。

 結果、村の女性たちを全員避難させて男性たちだけで迎え撃とうとする。それでも失敗して、主人公たち狩猟軍団だけで待ち伏せを決定。主人公が女性の着物とかを囮に待っていると女性が現れて一緒に待ち伏せすることに。クマが家を襲撃して2人で銃を撃ったり、最後は槍を突き刺して退治しておしまい。

 オープニング、夫婦を襲う熊が人形感いっぱいですが。女の人が、首を噛まれてグイングイン振り回されるところなんかショッキングでツカミはバッチリのスタートでした。
 そして、雪の中を菅原文太さんをリーダーに歩くマタギ軍団が登場して。熊の足跡をたどって、ハントしようとする展開も熱かったです。崖を駆け下りる真田広之さんたちのJACなアクションも最高です。そして、熊をしとめようとしたとき現れる1人の女。この女性の登場から展開が一気に遅くなっていってしまいました。

 ここから、物語は回想になって女性が主人公たちの村の者で家族を熊に殺され復讐の鬼と化すのが説明されます。そこまでは理解できますが、そこから何故か県議会議員が出てきて「マタギは古いんだ」とマタギの職業差別が出てきたり、新しい事業の波が村までやってきてマタギたちが肩身の狭い思いをするという展開が理解できないっす。人食いクマとの戦いより女性の自由の抑圧とかを説明的に描かれます。
 そして、ほとんどが回想に費やされてラスト30分でまた時間軸が戻り、いきなりの熊とのクライマックス。1人ずつ待ち伏せ作戦というのがいきなり提案されます。そして、主人公たちは戦いますが。ここでヒロインが、突如アマゾネスみたいな格好をするのが凄いです。

 なかなかテンポが悪くて退屈でしたが、実際の熊の映像を交えて広大な自然の中を走り回る映像は迫力があってよかったです。

☆☆

鑑賞日:2012/01/21 DVD 2024/08/17 U-NEXT

監督千葉真一 
監修深作欣二 
脚本佐藤繁子 
出演真田広之 
村松美香 
黒崎輝 
真矢武 
栗原敏 
夏八木勲 
南田洋子 
森田美樹 
奈美悦子 
高部知子 
田中浩 
鈴木ヤスシ 
蟹江敬三 
長門裕之 
菅原文太 
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