映画【思い出のマーニー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 喘息もちの主人公が空気の良い場所に養生しにいってたら思い出のマーニーとのひと夏の話。

●感想

 スタジオジブリ作品らしい綺麗な景色や美術や食事などのディテールはお見事でそれを見ているだけで幸せな気持ちになれる映画でした。

ただ映像が綺麗ですが、話自体は主人公がマーニーという人物が一体何者なのか? というミステリー的な構成にはなっていますが、出てくる場所が3つ4つくらいばっかりでアニメーションらしい躍動感が一切皆無な印象的。しかも結構な台詞の量で棒立ちのキャラクターが喋るというのが多くて、後半はグッタリしてしまうくらいスタミナを奪われました。

 主人公は最初は周りに迷惑をかけるキャラクターでしたが、一体いつ成長したのかわからず。いつの間にか「ごめんなさい」と謝ったりしている印象でした。そんな性格だったのが後半で改心して良い子になる、とはわかっていても前半で「ブタ!」とか暴言吐いたりする主人公は気持ちのいいものではなかったです。それよりも一体夜中に何回ぶっ倒れてるんだ、というくらいホラーな倒れ方ばかりしている思い出でした。あんなの暗闇に両足だけ出てたりして目撃したら卒倒してトラウマになってしまいそうです。

 ちょっとこのアニメーションを見て何を感じ取ればいいのか個人的にはわかりにくい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/07/16 Blu-ray

監督米林宏昌 
脚本丹羽圭子 
安藤雅司 
米林宏昌 
原作ジョーン・G・ロビンソン
出演(声)高月彩良 
有村架純 
松嶋菜々子 
寺島進 
根岸季衣 
森山良子 
吉行和子 
黒木瞳 

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