映画【ビジランテ】感想

☆☆☆

●こんなお話

 お父さんに虐待されてた3兄弟が大人になって再会して、それぞれトラブルに巻き込まれていく話。 

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 市議会議員のお父さんが亡くなって、その後を継いだ次男がいて父親の遺産の土地がアウトレットモール建設候補地になってそこを確保しないといけないプレッシャーがあり。三男はデリヘルの雇われ店長で彼も土地の利権に絡んでくる地元のヤクザに脅迫されていって。行方不明だった長男が戻ってきて遺言書を持っていて遺産の土地は渡せないと宣言したことから土地の利権争いになって行く…。のかなと思ってたら、そこらへんはアッサリ描かれていて、しかもあまり登場人物たちに説明がないため。どうしてそういう行動をするのかとかわからないためストーリーはゆっくりと進行していくけど、終始立ち止まって考えさせるため乗り切れない映画でした。 

 3兄弟の背景のドラマが薄くて、長男はどうして遺言書を持っているのか? どうしてあの土地に執着するのか? 何か兄弟の思い出の土地なのかな? 何か埋まってたりするのかな? と思って見ていると「おじいさんの土地だから」という理由しか語られなかったり。遺言書も父親にもらってるらしいということがさらっと話されるだけで父親と何があったのかわからず。めっちゃ強い感じで謎めいて登場する長男は、普通にダラダラしただけのキャラクターで面白さもなく。次男もその遺言書があるから何の手立てもないとおろおろするだけで、もう少し対応があるだろうと何の手も打たないのがイライラしてしまいました。三男もデリヘル嬢たちにどういう気持ちを抱いているのかがわからないため、命をかけて行動する意味もわからず。ましてや兄弟に対する気持ちもわからないため、最後に取る行動も突飛すぎて呆然とする行動でした。自警団に入る若者がどうして外国人に恨みや憎しみを持っているのかとかも説明されないので、彼らが取る行動や中国人たちの高度どうもこれまた突飛なことをして騒いでるだけにしか見えなかったです。しかも彼らは途中で消えちゃうし。 

「悪い政治家」「田舎のヤクザ」という記号的なキャラクターもリアリティがなくて、本物さ本当さが伝わってこないで自分の経験や足で調べたのではなく、本で読んだだけのキャラクターなのかな? という人物描写で脚本を書いた監督は真面目で良い人なのは伝わってきましたが、熱量が感じられず残念でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2018/01/29 キネカ大森

監督入江悠 
脚本入江悠
出演大森南朋 
鈴木浩介 
桐谷健太 
篠田麻里子 
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