●こんなお話
ドッペルゲンガー的な人間にアタックされる人たちの話。
●感想
夏休みに別荘で楽しく過ごしていた夜に外に人が立っている。という不審者が自分のテリリーに現れるという恐怖が面白くて、街灯に照らされて手を繋いで立っている謎のファミリー。という構図がめちゃくちゃ怖くてよかったです。そこから獣のような動きをしたり物おじせずにどんどん突き進む姿とかもよかったです。役者さんたちの1人2役を見ているのも楽しかったです。恐怖体験中もユーモアを忘れない主人公一家とかも緊張感が続く中でのやすらぎとなっていて楽しい家族でした。
ただ面白かったのはドッペルゲンガーが最初のアタックしてくるところがピークで、中盤からは世界がどんどん広がっていって自分たち以外にも何か異変が起こっているらしいと終末感漂うジャンルへとシフトしていって、ドッペルゲンガーともみ合って戦うアクションシーンとドッペルゲンガーたちの設定の説明がただ続くだけで退屈な時間が多かったです。序盤30分も伏線だったり怪しげな雰囲気が漂う緊張感が続く前半もチト長く感じました。スリラー映画、ホラー映画としては120分は長く感じました。ドッペルゲンガー達は実は…。というのがわかってから、今までの行動とか言動のつじつまばかり考えてしまう描かれ方で、しかも真実がわかってもそれほど驚きや恐怖などは感じられないオチだったのが残念でした。
動機とかわからないまま襲われる恐怖ではなく、この監督さんの前作【ゲット・アウト】同様、原因を説明されると途端に面白さが半減していってしまう映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/09/06 チネチッタ川崎
リンク
監督 | ジョーダン・ピール |
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脚本 | ジョーダン・ピール |
出演 | ルピタ・ニョンゴ |
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ウィンストン・デューク | |
エリザベス・モス | |
ティム・ハイデッカー | |
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