●こんなお話
ドッペルゲンガー的な人間にアタックされる人たちの話。
●感想
1986年とかに浜辺の遊園地で遊ぶ家族がいて父親はゲーセンに夢中で母親がトイレに行ったときに娘が見世物小屋へ。鏡の部屋で鏡だと思ったら自分とそっくりの人間が立っていてびっくり。
現代になって娘さんが成長して夫と子ども2人と旅行に行って浜辺の遊園地へ。友人家族と会ってビーチでのんびりするけど、息子がどっか行っちゃって焦るけど戻ってくる。
夜にコンドミニアムにいたら、外に4人の家族が立っていて不気味。追い出そうとするけど、家に突撃してきて怖い。捕まってピンチだけど家族それぞれが立ち向かって相手を殺したりして、友人の家に行くけど。友人家族のところにも友人家族と瓜二つの家族が襲いかかる。瓜二つ家族を主人公家族が戦って倒して車で逃げようとする。
娘ドッペルゲンガーが走る車に飛び乗ってくるけど、娘の暴走ドライブで吹き飛ばされたり。息子ドッペルゲンガーが車に火をつけようとするけど、息子と同じ行動をして燃えた車に近づいて息子ドッペルゲンガー燃える。けど息子が主人公ドッペルゲンガーにさらわれて主人公追いかける。見世物小屋の奥深くに入っていって人類が作り出した複製人間でずっと地下で暮らしていたとかが語られる。主人公と主人公ドッペルゲンガーが戦って倒して車を走らせてるときに主人公が少女時代の回想で自分が実はドッペルゲンガーだったと思い出しておしまい。
夏休みに別荘で楽しく過ごしていた夜に外に人が立っている。という不審者が自分のテリリーに現れるという恐怖が面白くて、街灯に照らされて手を繋いで立っている謎のファミリー。という構図がめちゃくちゃ怖くてよかったです。そこから獣のような動きをしたり物おじせずにどんどん突き進む姿とかもよかったです。役者さんたちの1人2役を見ているのも楽しかったです。恐怖体験中もユーモアを忘れない主人公一家とかも緊張感が続く中でのやすらぎとなっていて楽しい家族でした。
ただ面白かったのはドッペルゲンガーが最初のアタックしてくるところがピークで、中盤からは世界がどんどん広がっていって自分たち以外にも何か異変が起こっているらしいと終末感漂うジャンルへとシフトしていって、ドッペルゲンガーともみ合って戦うアクションシーンとドッペルゲンガーたちの設定の説明がただ続くだけで退屈な時間が多かったです。序盤30分も伏線だったり怪しげな雰囲気が漂う緊張感が続く前半もチト長く感じました。スリラー映画、ホラー映画としては120分は長く感じました。ドッペルゲンガー達は実は…。というのがわかってから、今までの行動とか言動のつじつまばかり考えてしまう描かれ方で、しかも真実がわかってもそれほど驚きや恐怖などは感じられないオチだったのが残念でした。
動機とかわからないまま襲われる恐怖ではなく、この監督さんの前作【ゲット・アウト】同様、原因を説明されると途端に面白さが半減していってしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2019/09/06 チネチッタ川崎 2024/12/12 Amazonプライム・ビデオ
監督 | ジョーダン・ピール |
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脚本 | ジョーダン・ピール |
出演 | ルピタ・ニョンゴ |
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ウィンストン・デューク | |
エリザベス・モス | |
ティム・ハイデッカー | |
シャハディ・ライト・ジョセフ | |
エヴァン・アレックス | |
カリ・シェルドン | |
ノエル・シェルドン |
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