映画【G.I.ジョー バック2リベンジ】感想

☆☆

●こんなお話

 壊滅のピンチのG.I.ジョーたちのリベンジの話

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 冒頭、北朝鮮で亡命者を奪還する任務をする精鋭の特殊部隊GIジョー。前作にいたキャラクターが何事もなくあっさりと消えてるのが残念でした。個人的にはデニス・クエイドが大好きな役者さんなので消えてしまったのがガッカリ度高いです。
 そして北朝鮮のアクションシーンとパキスタンでの核兵器奪還作戦の2つのアクションシーンが1幕目にありますが、普通の銃撃戦の繰り返しで【GIジョー】である意味は何なんだろう? とスクリーンを呆然と見つめてました。
 【GIジョー】は元はオモチャで男の子が楽しめるというコンセプトだと思いますが、前作ではパリの街をボディーアーマーで駆け抜けたり、ドロドロに解けるガス弾があったりとスーパー兵器がたくさん出てきてワクワクする展開でしたが。今作はそのような兵器はほとんど出てこず、ひたすら銃撃戦。


 この映画で唯一と言っていいいいところは、イ・ビョンホンを奪還するために雪山で忍者軍団との戦い。これは縦横無尽に駆け抜ける立体的なアクションシーンで見たことないもので面白く見ることができました。

 プロットポイントでGIジョーは主役3人を残して全滅してしまいますが、装備がなくなり歩いている主人公。次のシーンではアメリカにいて友だちと笑顔で再会。この人たち、パキスタンからアメリカまで歩いて帰ったのか? とズッコケてしまいました。【復活の日】の草刈正雄さん以来の大陸を歩いて渡る姿を目撃できました。

 この移動の何でもあり感がすごいため、これからいくら「大統領を救う」や「新型爆弾が落ちるまでのタイムリミット」のカセを設定されても緊張感も高揚感もなくなってしまいます。ある程度のルールを設定しないとダメだという典型的な「おバカ映画」にすらなれてない映画でした。 

 そして主人公たち、大統領が偽物であるため本物の大統領の奪還と偽物へリベンジすることに。
 イ・ビョンホンさんはカタキ役として登場しますが、そのどれもが情けなくて見せ場がないという悲しさ。「地獄へようこそ」とカッコつけて牢獄を脱出したのかと思いきや、すぐ電撃攻撃でしびれてダウン。その後の爆発で背中大やけどでグロッキー。雪山で回復したかと催眠ガスでやられてすぐにオネムの時間。しかもその後、眠らされたままバッグに入れられて雪山をボカンボカン激突しながら運ばれてるので、全身骨折してるんだろうなと思いました。
 クライマックスもビョンホンさん、名もなき忍者との戦いという地味っぷり。しかも偽物大統領が倒した木箱に押しやられるという地味な戦いが悲しいです。

 カタキ役に魅力がいっさいなくて、前作の大ボスは無視されるし。新たに出てきたキャラクターは普通のおじさんという。せっかく武器がホタルみたいな虫のロボットの爆弾という面白さなのにもったいなかったです。
 偽物の大統領の行動も意味不明で核保有国の元首たちを集めてアメリカが核攻撃をして他の元首たちも報復で核ミサイルを放つ。すわ核戦争だと思いきや、偽物大統領が自爆スイッチを押す。すぐ他の元首たちも自爆させる。という意味不明な行動でした。よくそれで国家元首が務まる謎の為政者たちでした。
 そしてクライマックスは面白味も何もない銃撃戦。ガン=カタの迫力ないマネみたいなものを見せられ、イ・ビョンホンは地味な戦いを見せ。あの偽物大統領、ナノマシンで顔を傷つけても治すという描写があったのにあっさり退場とよくわからない展開でした。

 前作をバッサリと切り捨てる非情さ。予算削減という大人の事情がひりひりと伝わってきてしまう悲しさ。イ・ビョンホンに見せ場がなくほとんどコメディ要員となってしまっている悲しさ。ロンドンの人たちが悲惨なことになっているのに、表彰式とかやってるお気楽さが楽しめれば面白い映画だと思いました。

☆☆

鑑賞日: 2013/06/14 TOHOシネマズ南大沢  2015/11/20 NETFLIX

監督ジョン・M・チュウ 
脚本レット・リース 
ポール・ワーニック 
出演ブルース・ウィリス 
イ・ビョンホン 
チャニング・テイタム 
エイドリアンヌ・パリッキ 
レイ・パーク 
ドウェイン・ジョンソン 
ジョナサン・プライス 
レイ・スティーヴンソン 
エロディ・ユン 
D・J・コトローナ 
アーノルド・ヴォスルー
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