映画【東京 2020オリンピック SIDE:B】感想(ネタバレ)

Tokyo 2020 Olympic SIDE: B (2022)
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●こんなお話

 大会関係者とかアスリートとか政治家とかいろんな人が東京オリンピックが開催されるまでのもろもろの話。

●感想

 開催が決まって組織委員会がいろいろ準備する中、何やら感染症が広がってそもそも開催するのか注視なのかな流れになったり、失言とか不祥事とかあったりしてそれの対応についてもそれぞれ関係者に相違が映し出されていて面白かったです。

 満席の観客を想定して座席を作る人たちや料理の対応をするスタッフたちとか延期になってコンディションを維持するのに大変な選手たち。子どもたちが間違っていたのではなく社会が間違っていたいつか言いたいと涙ながらに語る人が印象的です。また野村萬斎さんが伝統について周りに伝わっていないと失望している様子が語られたり。バッハ会長が反対デモの人たちに向かって対話をしようとするけど、デモの人は怒鳴るだけというのも反対デモが民意を反映しているものではないと映し出されたり。

 1つのイベントでこれほどの人たちが人生をかけているのかと驚けるシリーズでした。ドキュメンタリーは公平中立なものではないとはわかっていますが、作り手の監督自身が前に前に出てくるのが伝わってくるのも不思議な1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/01/06 Amazonプライム・ビデオ

総監督河瀬直美
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