●こんなお話
ロンドンで神様が暴れる話。
●感想
冒頭から暗い感じの戦闘シーンで誰が敵で誰が味方かわからないままで進み、ナレーションで世界観の説明をしていき、シリーズを知っていないと何が何だかわからなかったです。全体的に地名や人名などに馴染みがなく、興味が続かない設定でした。
主人公たちが住む街なんかも歴史的建造物の美術なんかも格式高い映像を作ってくれて素晴らしかったです。
主人公のソーがもはや無敵なのでハンマーでボコボコ殴る爽快感はよかったです。それに仲間たちがいい感じのバランスで物語に絡んでくるのもよかったと思います。浅野忠信さんだけ見せ場がなく何で酷い扱いなのか謎でした。
ヒロインが自らの身体になんかとりこんじゃって、それを狙う半魚人みたいなカタキ役が狙うってんで、主人公が自分の故郷へ連れてきて守るという流れと。主人公と主人公の弟の関係が描かれていきます。
その間も専門用語だらけの会話で進んで、一体誰が何のために行動しているのかさっぱりわからにくく、その間にコメディ要素が加わり更に戸惑いながら見てました。
弟であるロキと共闘するところから物語が展開してくので、敵が主人公の故郷に攻め込んでくるところからやっと話が動き始める印象で、そこまで開始40分ほどと時間かけすぎだと思いました。カタキ役側のドラマとか感じにくくただ説明にしか見えないのが退屈の原因の1つでした。
ヒロインが狙われるきっかけ。カタキ役に狙われるヒロインを守るための戦いの主人公たち。敗北。ロキとの共闘。ロンドンでの戦い。の流れからすると、やっぱり冒頭の合戦シーン果たしているのかな? とか、人間パートは笑えて緩急がついていて面白いですが、正直いらなくてもいいんじゃないのかなと思いながら退屈を感じてました。
ただ人間の味方たちがいきなり物凄い科学技術を披露してカタキ役を退治していくのが凄すぎて、そんな科学技術どうやってマスターしたんだ驚きのクライマックスでした。もっとソーの活躍で障害を突破してきてほしかったです。正直、クライマックスの戦いも物理法則を無視した戦いに何がどうなってるのかわからなくて盛り上がりにくかったです。
とはいえ、アクションと笑いがいい感じに絡み合って。ファンなら楽しめて面白い映画だと思いました。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/02/09 イオンシネマ多摩センター 2020/05/08 WOWOW
監督 | アラン・テイラー |
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脚本 | クリストファー・L・ヨスト |
クリストファー・マルクス | |
スティーブン・マクフィーリー |
出演 | クリス・ヘムズワース |
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ナタリー・ポートマン | |
トム・ヒドルストン | |
アンソニー・ホプキンス | |
ステラン・スカルスガルド | |
イドリス・エルバ | |
クリストファー・エクルストン | |
アドウェール・アキノエ=アグバエ | |
カット・デニングス | |
レイ・スティーヴンソン | |
ザッカリー・レヴィ | |
浅野忠信 | |
ジェイミー・アレクサンダー | |
レネ・ルッソ |