映画【大魔神怒る】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 戦国時代に再び大魔神怒る話。

●感想

 領土侵攻してきた隣国に占領されてしまって、侵略者がTHE横暴な人たちでそれに大魔神怒る。って話で、虐げられる領民たちがずっと描かれて最後の最後に大魔神暴れるのは前作と同じでリメイクかな? というストーリー展開なのでトーンダウンを感じてしまいました。

 大魔神が前半に木端微塵に吹き飛ばされるのは衝撃的で、ポーンと首が飛んでいくカットは凄かったです。そして何故かクライマックスでは湖の底から蘇って水を割って出てくるというのは怖かったです。ズシーンズシーンと歩く効果音もよかったと思います。そして前半で大魔神で破壊した爆薬をまた使う武士たち。また大爆発して煙の中に立つ大魔神ドーン! という武士側の絶望感さすがです。逃げられない恐怖。

 ただただ前作を見てなくても、ヒロインがただただ祈ってるだけで動きが少なくて見せ場が少ない印象でした。攻められた国の息子が隠れてて、反撃しようとしてあっけなく捕まったり頭の悪い人にしか見えないのも痛いです。

 序盤から中盤まで主人公側があまりいじめられず、クライマックスで大魔神が暴れることによってカタルシスを得る映画だと思いますが。主人公たちがいじめられる苦しさ不快みたいなものが感じられないですし、大魔神の暴れっぷりも少なかったような気がしました。

 けれども、湖をわって歩く大魔神の構図を見れただけで満足な1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/02/12 DVD 2022/01/05 BS日テレ

監督三隅研次 
特撮監督黒田義之 
脚本吉田哲郎
出演本郷功次郎 
藤村志保 
丸井太郎 
内田朝雄 
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