映画【オールド・ガード】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　不死身の兵隊たちが人体実験を行おうとする組織と戦う話。

●感想

　いくら撃たれようが刺されようが傷が回復して復活する人たちが戦うという漫画みたいな設定が楽しい映画でした。彼らが兵隊として素早く戦うアクションシーンも見どころでした。なぜそういう身体になったのかとか、どういった人間が不死身になるのか?　とかそういうSFの設定がないのも個人的にはよかったです。

　ただ仕方ないですが、不死身の新人のが軍団に入って、仲間たちから過去の出来事を語るというのが多くてそこに過去の映像が入るという説明が結構多くて、それがただの説明なので退屈でした。

　主人公たちが簡単に見つかって内通者が出てきて…という展開も驚くでもなく、しかもその人がまた仲間に戻って一緒に戦うとか、内通者が1番ドラマとして面白くなりそうですが、さらっと敵になったり味方になったりとしていて面白みがあまりなかったです。

　主人公が簡単に米軍基地に侵入してルーキーをスカウトしたり、カタキ役の人体実験を行おうとするCEOが武装集団を雇っている割には、普通に部屋にいて主人公たちに捕まりそうになったりする警備のゆるさが気になったりしちゃいました。エンタメ映画としての突っ込見どころも気になる作品でした。

　不死身を生かしてのチームプレーで兵隊たちをなぎ倒していくのが楽しいアクション映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/07/16　NETFLIX