映画【ナチス第三の男】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ラインハルト・ハイドリヒ暗殺をハイドリヒ側と暗殺者側の両サイドで描いた話。 

●感想

 ナチス高官のハイドリヒがヒムラーと出会って民族浄化の虐殺をしていくまでと彼を暗殺しようと英国に亡命していたチェコの軍人がハイドリヒ暗殺作戦をしてからその後の報復までを歴史の勉強として見られる映画でした。 

 ただ120分のちょうど半分でハイドリヒ側と暗殺者側を描くため、両方が中途半端な描かれ方になってしまっていると思いました。 

 ハイドリヒは奥さんと出会って彼女がナチ党だったことにより入党してヒムラーと面接して成り上がっていきますが、いかにして彼が差別主義者になったのかがわからなかったです。ただ表面的な出来事が描かれているだけでした。 

 暗殺者側もメインの2人以外のチームのメンバーの描きわけが不足していて、暗殺に至るまでの動機や戦略的なものとかも描かれず、暗殺したあと皆殺しにされるかもとか考えずに行動していて、案の定簡単に追い詰められていくだけなので、これも歴史の勉強的な面白さしかないのが残念でした。 

 そしてハリウッド俳優だから仕方ないですが、全員が英語を話すのも映画の世界に入り込めない要素の1つでした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2019/02/15  TOHOシネマズシャンテ

監督セドリック・ヒメネス 
出演ジェイソン・クラーク 
ロザムンド・パイク 
ジャック・オコンネル 
ミア・ワシコウスカ 

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