映画【ラブリーボーン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 両親や兄弟たちと仲良く暮らしていた女の子が殺されてあの世かこの世かわからない世界を見る話。

●感想

 14歳の少女が連続殺人犯に殺されるという残酷な現実と主人公が見るファンタジーな世界の2つの展開が同時進行していきますが、現実世界ではお父さんや妹が犯人に迫るというサスペンスがあって、かと思いきや少女が体験する不思議な経験が描かれて緊張感が途切れてしまって戸惑う構成でした。

 そして問題なのは主人公の少女が死後の世界で自分から行動を起こさないので、ただ不思議な映像を楽しむ。という風な見方しかできないのが残念でした。主人公の目線で事件の真相に迫ったり、崩壊した家族の再生を描くのかと思いきやそういうものでもなく。犯人は不気味で怖いキャラクターだっただけに残念でした。主人公の同級生で霊感がある女の子も最後に少し役割があるだけでこれといった役でもないのが残念でした。

 せめて現実世界の主人公の事件だけは何かしらの答えを出してほしい映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2017/01/18 Hulu

監督ピーター・ジャクソン 
脚本フラン・ウォルシュ 
フィリッパ・ボウエン 
ピーター・ジャクソン 
原作アリス・シーボルド
出演マーク・ウォールバーグ 
レイチェル・ワイズ 
スーザン・サランドン 
スタンリー・トゥッチ 
マイケル・インペリオリ 
シアーシャ・ローナン 

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