映画【アイアンクロー】感想(ネタバレ):プロレスに全てを捧げた家族の、切なくも美しい軌跡

●こんなお話

　プロレス一家の人たちの話。

●感想

　アイアンクローを必殺技にプロレス界で活躍する父親。幼い子どもたちの出迎えがあって時間が経って、子どもたちが成長して大人になっている。

　兄弟で長男はプロレスラーとなっていたり円盤投げのオリンピック選手になってたり音楽活動をしている弟がいたり。けどモスクワオリンピックを目指してたけどアメリカのボイコットで夢がついえる。プロレスラーになることを決意。

　プロレスのチャンピオンシップで父親がタイトル取れなかった夢を引き継いで挑もうとするけど別のレスラーに奪われたり。日本に行くことが決まった弟だけど体調不良が明らかの中、日本で死亡してしまう。弟の1人がチャンピオン戦に挑むことになりチャンピオンになるけどバイク事故で足を切断。弟は父親のプレッシャーにより自殺してしまう。足を義足にしてプロレスに戻ってきた弟だったけど別団体に移籍するけど追い詰められて拳銃自殺。

　長男が父親の跡を継いでプロレスを経営するけど父親の放漫経営が判明して売却して牧場で家族と幸せに暮らしました。でおしまい。

　淡々と静かに話が進行していきますが、父親のプロレスが正解とした人生だったけどそこから外れたら終わりというのを見ているが辛かったです。亡くなった兄弟たち全員と再会する最後のシーンは感動できるものでした。

☆☆☆

鑑賞日:2025/05/08 WOWOW