映画【プラダを着た悪魔】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ファッション雑誌に勤めて編集長とバトルしたりする主人公の話。

●感想

 ファッションに興味のなかった主人公が誰もが憧れるファッション誌に入るけどそこの鬼編集長の怒涛の仕事量にやられる前半。テンポのいい展開に軽快な音楽なんかも効果的で、主人公と一緒に仕事をこなしていく気持ちになって主人公を応援できます。編集長の家にあがってしまったため、「出版前のハリー・ポッターを読みたい」といういじめに近い命令なんかも笑えました。

 編集長の片腕のスタンリー・トゥッチさん演じるナイジェルというキャラが、主人公を支えてくれる味方となるのが主人公にとってかなり助かってると思いました。自分を変えようとファッションを変えるときに、手伝ってくれたり。あの人がいなかった長続きできなかったと思いました。一生懸命仕事をこなす主人公に向かって「君は愚痴を並べてるだけ、努力していない」と言います。それは仕事を好きになる努力をしなければいけないということ、そのためファッションが変わって心が変わる。だから、周りが認め始める展開になり。

 仕事も何とかこなしていってき充実していくと同時に恋人や友人との関係が疎かになりしだいに気持ちが離れていく。更に、先輩アシスタントが楽しみにしていたパリ行きも奪ってしまう形になる。

 そしてクライマックス。自分は編集長のような仕事に徹した生き方はできないとケータイを投げ捨て自分の歩く道を決める。その後、編集長がする粋な推薦もカッコよかったです。仕事で上り詰めるサクセスストーリーではなく1人の女性が成長する姿を丁寧に描けていて面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/05/02 Blu-ray

監督デイヴィッド・フランケル 
脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナ 
原作ローレン・ワイズバーガー 
出演メリル・ストリープ 
アン・ハサウェイ 
エミリー・ブラント 
スタンリー・トゥッチ 
エイドリアン・グルニアー 
サイモン・ベイカー 
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