●こんなお話
スマトラ沖地震の津波に巻き込まれた家族の話。
●感想
冒頭でリゾート地での幸せな家族のバカンスが描かれて美しい映像もあわさって、多幸感いっぱいの日常がよかったです。開始10分ほどでいきなりの津波のシーンが描かれて息する暇もない衝撃さで主人公たち同様苦しいシーンでした。
そこからはバラバラになった家族の再会の物語で、必死のサバイバルが描かれてきます。やっぱり苦労して苦労してのやっとこさの再会というのは無条件で感動してしまいます。
ただお話としては母親側の話は怪我をしてしまって、動けなくなって待ちの状態になるので話に動きがなくなってしまうのが残念でした。後は家族のすれ違いのハラハラとかで引っ張ってるだけなので、再会に至るまでのロジックが偶然再会したように思えてしまって入り込めなかったです。中盤からお父さん側がお母さんたちを探すというのでやっと動きが出てきた印象でした。
津波の映画ですが、主人公家族以外はあまり描かれないので未曾有の大災害を描いてはいますが。そこまでの悲劇性を感じれないのも入り込めない要素の1つだと思いました。
とはいえ、作りこまれた映像美に大迫力の災害シーンだけでも見所のある映画でよかったです。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2015/10/08 DVD
リンク
監督 | J・A・バヨナ |
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脚本 | セルヒオ・G・サンチェス |
出演 | ナオミ・ワッツ |
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ユアン・マクレガー | |
トム・ホランド | |
サミュエル・ジョスリン | |
オークリー・ぺンダーガスト |