映画【ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆】感想(ネタバレ)

the-himalayas
スポンサーリンク

●こんなお話

 有名な登山家が後輩が遭難死したので遺体をそのままにしておけないってんで登山隊を組んでアタックする話。

●感想

 前半は主人公の登山家と彼を慕う後輩とその仲間たちの登山家たちの人情劇を丁寧に描いていって困難な登山に挑んで行きます。その描写がなかなかよくてわかってるとはいえ後半の展開は熱い映画でした。雪山の映像も迫力あって、ずっと白い景色だと飽きてしまうものですが、この映画は特に退屈さはなかったです。

 ただ中盤から後輩が遭難死してしまって、彼の遺体がそのまんまになってるってんで登山隊を募って後輩の遺体を山から下ろそうとするあたりから、いわゆる韓国映画特有の全員が熱演になって仰々しい音楽がどーんとかかってというのが長いこと続くのでぐたりしてしまいました。
 主人公たちもただ「後輩のために」という動機一本で動くので、登山というのもお金かかったりしそうですが、一体どこから資金を調達したのだろう? とか気になっちゃいました。

 それにもう少し客観的な視点が欲しかったですが、ひたすら気合と熱血で突破していくというのも登山としてどうなのだろう? と思ってしまいました。登山をしらない身から見ると、死ぬとわかっていても仲間を助けに行くのが英雄的行動なのだろうか? とかも思っちゃいました。それでいて他の国の人たちが天候が悪いからと救出をこばむと罵るというのも引いてしまいました。

 とはいえ、不満な点も主演のファン・ジョンミン力で良い映画に思えてしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/02/08 DVD

監督イ・ソクフン 
脚本スオ 
ミン・ジウン 
出演ファン・ジョンミン 
チョンウ 
チョ・ソンハ 
キム・イングォン 
ラ・ミラン 
チョン・ユミ 

コメント

タイトルとURLをコピーしました