映画【フライング・ギロチン】感想(ネタバレ)

THE GUILLOTINES
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●こんなお話

 清朝の刺客集団が反政府組織の首領を倒そうとしたら鉄砲が現れて刺客集団が用済みになる話。

●感想

 テロップで清朝の血嫡子という刺客集団がいて暗殺を請け負っていたうんぬんという説明があって、天狼というと呼ばれる医学も霊能力もある頭目率いる反政府組織をせん滅しようとしている。

 ありえないくるくると飛ぶギロチンで戦う暗殺者集団たちが使う武器がかっこよいツカミがバッチリのオープニングでした。

 とらえた頭目だったけど処刑場で仲間たちの手引きで主人公たちの仲間の女性を人質に逃げてしまう。親分の命令で主人公たちが天狼を追いかける。お目付け役として主人公の幼馴染で役人が一緒についてきて、天狼がいると思われる村とかで捜索していくという。

 天狼を捕まえようとしていくけど、清朝は鉄砲が入ってきたことにより暗殺者集団が不必要になり汚名が残るという事で主人公たちに処刑の命令が下って政府に追われることになるという。

 1人また1人とやられていって主人公も親友に撃たれるけど天狼に救われて、一緒に政府軍を待ち受けるけど大砲攻撃の前になすすべなくみんなやられて、天狼自ら自分の首を持って行けと言われて主人公が皇帝に平和を説いておしまいという。

 冒頭のアクションが盛り上がるポイントでそれ以外はテロップで主人公たちの紹介が一瞬入りますが、正直誰が誰やらで主人公と親友くらいが見分けがつくくらいで残りのメンバーが誰が誰やらでした。そして1人また1人とやられていきますが、銃の前に主人公たちの武器が「届かない」となってやられていくのとかもう少し考えて戦えば何とかなるのではないかと思ったり、1人また1人とやられるタイミングとかもわかりにくく気づいたら捕まっていたりして飲み込みにくい演出でした。

 主人公が狙っていた相手と組んで政府軍を待ち受けるぞというクライマックスなのかと思いきや、大砲攻撃の前になすすべなく全滅というダークな展開もすさまじかったです。主人公たちが暗殺者集団で人命を奪ってきたのに政府から切り捨てられて狙われる立場になるというのも感情移入しづらい設定で難しく、主人公と幼馴染だけど1人は政府のエリートとなって立場が変わってしまう悲しさみたいなものとしても難しく、天狼という教祖様的なキャラクターも中途半端で楽しさを見つけるのが難しかった1本でした。

鑑賞日:2022/11/13 Amazonプライム・ビデオ

監督アンドリュー・ラウ 
アクション監督リー・タッチウ 
脚本オーブリー・ラム 
ジョイス・チャン 
出演ホアン・シャオミン 
イーサン・ルアン 
ショーン・ユー 
ジミー・ウォング 
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