映画【家族ゲーム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 高校受験を控えた家族と家庭教師がやってきて無茶苦茶する話。

●感想

 沼田家なる家族4人、湾岸沿いのマンションに住んでいて高校受験を控える次男に長男は不登校、父親は「口出すと金属バットで殺される」みたいなことを何回も口にする。母親もただおろおろするだけ。冒頭の朝食シーンからしてやたらと咀嚼音がでかい不気味なスタート。

 船に乗ってやってくる家庭教師。突然現れて家族を無茶苦茶にして去っていくという西部劇の主人公のようなキャラクター。次男の成績アップのために雇われるけど、教えることは次男にパンチを浴びせて次男をいじめてる生徒と対面したり志望校を変更しようと担任のところにも乗り込む。距離感がやたらと近くて絶妙のタイミングでハンカチを使ったり。

 クライマックスの長回しの合格祝いの食事のおかしさが最高で無茶苦茶になっていく様子が笑えました。向き合わない家族の極致。

 全員変人でどこかヘンな映画で日本の普通の家族だけれどもどこか違うおかしさ不思議さで惹きつけられる100分間でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/12/09 NHK BSプレミアム

監督森田芳光 
脚本森田芳光 
原作本間洋平 
出演松田優作 
伊丹十三 
由紀さおり 
宮川一朗太 
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