●こんなお話
友達を殺された主人公がリベンジする話。
●感想
前作同様、主人公の日常をじっくりと丁寧に描いていって、主人公の仕事っぷりや隣人たちとの交流がしっかりと見せてくれました。そこが普通のアクション映画とは違う構成で魅力の部分だとは思いますが。個人的にはやっぱり120分の映画のうち半分くらいまでは特に何もわかりやすい派手な見せ場とかがないため、結構退屈でした。一応、何か怪しい出来事とか街のダメ人間たちを懲らしめるアクションシーンとか描かれますが、それもただの紹介に終わってしまっていて、メインの流れである友人が殺されたことによってリベンジの旅が始まるのが、物語の真ん中あたりからなので、正直途中まで何の話かわからなかったです。
そしてリベンジの話が始まっても、元同業者たちとの知恵比べ的な戦いは特になく。主人公が動いたらもうそれで勝敗は決している感な戦いが続くため、カタキ役になんの魅力も感じられないのがエンタメアクション映画として盛り上がりに欠ける戦いでした。暴風雨の中での戦いとかはあまり見たことがない舞台だったので、そこは新鮮でしたが、それも簡単に始末がついていくので淡々と過ぎていくクライマックスでした。時間を計って殺すとか身の回りの物を使っての戦いとか前作では面白いキャラクターでしたが、今作ではそこまでその設定が映画の面白さに繋がっていないのではないかと考えてしまう主人公像でした。
そしてカタキ役の奥さんと子どもたちの今後を心配してしまう2作目でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/10/11 109シネマズ川崎 2020/03/01 WOWOW
リンク
監督 | アントワーン・フークア |
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脚本 | リチャード・ウェンク |
出演 | デンゼル・ワシントン |
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ペドロ・パスカル | |
アシュトン・サンダース |
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