映画【うなぎ】感想(ネタバレ)

The Eel
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●こんなお話

 殺人で刑務所に入った主人公が出所後、理髪店をはじめてそこでの新生活の話。

●感想

 1988年に深夜に釣りに行く趣味の主人公が妻が不倫しているという怪文書を受け取って、夜中に戻ってくると妻が不倫中で包丁で妻を殺害して自首。

 8年後、刑務所から出所して刑務所で飼っていたうなぎと共に住職の保護司と一緒に再出発の街へ行って理髪店を開業。同年代の男性が夜中にうなぎ釣りをしに行くけど、うなぎを傷つける手法を主人公は受け付けない。

 釣りをしに行ったら茂みで睡眠薬を飲んで倒れている女性を発見して揉め事に巻き込まれたくないと1回現場を離れて仲間たちと一緒に戻って女性を病院へ。女性は助かったて保護司のお寺に住むことになって、さらに主人公の理髪店で働くように保護司の奥さんのすすめられて主人公が押し切られて一緒に働くことに。

 女性が働くようになって理髪店は繁盛する中、彼女の回想で男の愛人で男は女性の母親のお金目当てに母親と一緒に過ごすけど、母親は精神の病気で入院したりして女性は嫌になって自殺を図ったらしい。

 主人公の過去を言いふらしたり主人公に付きまとったりする清掃業者の男性が現れて自分と同じ前科者で自分だけ殺した相手の供養をしているのに主人公は女性と付き合って、と罵ってくる。

 女性は愛人の身ごもっていて主人公のもとからいったん去って、病院にいる母親を別の場所に移して、愛人がやってる会社に副社長の身分を利用して母親の貯金を持って主人公の元に戻ってくるけど。愛人が追いかけてきて主人公の理髪店に乗り込んできて、揉め事になって主人公が正当防衛でカミソリで愛人を傷つける。トラブルを起こしたので刑務所に戻ることになって女性とお別れしておしまい。

 主人公の周りに現れる柄本明さんが暴れまわって印象に残るキャラクターでした。「自分は念仏を唱えて供養しているのにお前は何だ」という。けれども主人公が生みだした幻覚なのかどうかという。

 特に大きな出来事はないけれど、次から次にキャラクターが現れて出来事もテンポよく進むので退屈はしなかったですが。人間の感情とか関係性とかを深読みするのは難しく、ただ起こった出来事だけを見てしまう1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2024/12/14 DVD

監督今村昌平 
脚本冨川元文 
天願大介 
今村昌平 
原作吉村昭
出演役所広司 
清水美砂 
柄本明 
田口トモロヲ 
常田富士男 
倍賞美津子 
市原悦子 
佐藤允 
哀川翔 
小林健三 
河原さぶ 
深水三章 
小沢昭一 
寺田千穂 
上田耕一 
光石研 
小西博之 
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