映画【麻薬王】感想

The Drug King Netflix

●こんなお話

 1970年代の釜山から日本へヒロポンを輸出して成り上がっていく男の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 日本が戦争に負けてヒロポンが蔓延してるので、韓国で作ってそれを日本に輸出して大儲けしようとする主人公。最初は下働きをして麻薬ビジネスを学んでいく。

 日本と韓国を行き来して当時のファッションや街並みを見ながらファミリー興亡史ものとして気合の入っているのが伝わってくる映画でした。それでいて、さすがのソン・ガンホさんのパワーでペコペコしながらしだいに成り上がっていって、麻薬を売っているのに自分たちは使うなとアドバイスがあるのに案の定、殺人をきっかけに自分にも麻薬を使うようになってだんだんとおかしくなっていくお芝居とかはさすがでした。

 話自体は「スカーフェイス」とか「グッドフェローズ」をお手本にしたような内容でフレッシュさはないですが、成り上がって地位も名誉も手に入れるけれど。捜査の手が及んできて、身内にも裏切り者が出たりして誰も信じられなくなって孤立していくというモンタージュで麻薬を密輸する描写を描いていってテンポがよくてこの手の映画の見せ場なんかもありました。

 主人公たちが最初は仲間とやっているけれど、仲間がピンハネが酷いということで自分たちで直接日本のヤクザと交渉しようとして、神戸のヤクザが刺客に狙われたところに居合わせて助けて信頼を得たり、日本の大親分の養女と付き合ってさらに事業を拡大していく。このペ・ドゥナさんのファッションなんかも見どころでした。ただ、いろんな男性を手玉に取ってきたらしいキャラクターですが、主人公とは結構簡単に一緒になっていったりしてそこらへんは展開が早いような気もしました。

 表の顔はボランティア活動などもやるけれど、裏では麻薬王として活動しているけど。朴正煕大統領暗殺きっかけで今までのコネクションが使えなくなって、指名手配されて逮捕されるときに銃撃戦になる。ここらへんも「スカーフェイス」感いっぱいでした。

 ギャング映画としてまた日韓の時代物として面白いですが、新鮮さとかは特になくちょっと肩透かしに感じてしまうところもある映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/06/15 NETFLIX

監督ウ・ミンホ
出演ソン・ガンホ
チョ・ジョンソク
ペ・ドゥナ
イ・ソンミン
キム・デミョン
キム・ソジン
イ・ヒジュン
チョ・ウジン
ユ・ジェミョン
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