映画【ザ・ウォーカー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 文明が崩壊した暴力が支配する世界でひたすら西へ西へ歩き続ける男と彼が持っている本を巡って「渡せ」「渡さない」と本を巡って戦う話。

●感想

 白黒みたいなセピア色の映像の中をめっちゃ強いデンゼル・ワシントンがいるだけで引っ張る映画でした。彼が持っている本を巡って街を牛耳るゲイリー・オールドマンが「それよこせ」となってからが本題に入っていきます。

 冒頭である強盗とマチェーテで戦うデンゼル・ワシントンの映像がなかなかかっこよくて、影の中で動き回るカットなんか見たことないものでよかったです。長回しの銃撃戦とかも迫力あってよかったです。

 主人公はひたすら西へ目指している男。そして本を大事にしている。その本があれば世界を自分のものにできる。荒廃した世界で宗教が大事というのは確かにそうだと思いますが、後半になるにつれ設定がおかしくなっていってしまいました。

 ある事実がわかってから、今までの展開がおかしなことになって話が入ってこなくなりました。あの事実があることによって、確かにそんな行動をしていたとは思いますが、普通に行動していた部分もあっていただけなかったです。そして全部暗記しているのなら、あそこまで本にこだわる必要がはたしてあったのかわからなかったです。そもそも20年だか30年だかアメリカを西へ向かって歩いてますが。アメリカってそんなに歩いても横断できないのか広大なのか気になってしまいました。

 とはいえ、デンゼル・ワシントンがかっこよければすべてよしな映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/03 Hulu

監督アルバート・ヒューズ 
アレン・ヒューズ 
脚本ゲイリー・ウィッタ 
出演デンゼル・ワシントン 
ゲイリー・オールドマン 
ミラ・クニス 
レイ・スティーヴンソン 
ジェニファー・ビールス 
フランシス・デ・ラ・トゥーア 
マイケル・ガンボン 
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