映画【がんばれ!ベアーズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 弱小少年野球チームがかくかくしかじかでワンチームになっていく話。

●感想

 ダメダメな人たちが練習をしたり喧嘩をしたり新メンバーが加わったりしながら、しだいに強くなっていって…という成長するというお決まりのパターンが安定の面白さと、自然体な子役たちとウォルター・マッソーのひょうひょうとしたお芝居の対比で楽しい映画でした。

 最初の練習からみなさんダメダメで全く持って勝てる要素がなく、試合も恐ろしい点数差で敗退するけれど、新メンバーに少女や不良少年が加わって野球としては強くなるけれど。強くなるだけでは問題でスタンドプレーをして阻害されたりと野球の面白さ難しさもしっかりと描けていると思いました。

 ただ時代のせいか野球シーンが映画の半分くらいで、しかもクライマックスの試合は物語の後半のほとんどが試合のイメージで同じようなテンションでずっと続くので退屈に感じてしまいました。しかも両チームの監督が威圧的に子どもを支配して子どもたち委縮する。というシーンがあって、一応それが間違いでしたという流れにはなりますが、それでも子どもたちは傷ついているので結構落ち込む大人の対応でした。

 とはいえ、保釈金業者がスポンサーについて黄色のユニフォームのチームを応援してしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/12/01  NHK BSプレミアム

監督マイケル・リッチー 
脚本ビル・ランカスター
出演ウォルター・マッソー 
テイタム・オニール 
ヴィック・モロー 
ジョイス・ヴァン・パッテン 
ベン・ピアザ 
ジャッキー・アール・ヘイリー 

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