●こんなお話
謎の組織とどこでもドアで追いかけっこする話。
●感想
男用トイレにいたヒロインと出会って3分でいきなりのキスシーンに驚かされます。それほど運命の出会いだったのか? その後、バスで奇跡的な偶然で再会しますが、ここでもヒロインは主人公のケータイをコーヒーに投げ入れるというドSっぷりを発揮して。酷い女性にしかボクには見えなかったですが、主人公はどうやら大好きみたいです。何故、この女性に惹かれるのかが全くわからないので。終始、ヒロインに会いたいと運命を逸脱しないように監視しているおじさんたちの追っ手から逃げ回りますが。ヒロインが魅力的でないので、盛り上がることはなかったです。
映像として盛り上がるはずの扉を開けたら、そこは別世界という追いかけっこがありますが。これがイマイチ盛り上がらない、コントにしか見えないです。それは何故かと思ったら、追いかける運命管理人たちが全く凄そうに見えないのが痛いと思いました。
だいたい、物語のきっかけが。主人公を監視していた運命管理人が寝過ごす。という大チョンボがきっかけで、必死にバスを追いかける姿を見てるのは物悲しさすら感じます。
この人たちが持っている本が映像で出てきますが、それの見かたがわからないのも痛いです。どういうことなのか説明するのも入れて欲しかったです。
とはいえ、ひたすら好きな人を想って自分の運命を切り開こうとする姿はなかなか感動的で。クライマックスの追いかけっこは、なかなか手に汗に握ってしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日:2011/12/13 Blu-ray
リンク
監督 | ジョージ・ノルフィ |
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脚本 | ジョージ・ノルフィ |
原作 | フィリップ・K・ディック |
出演 | マット・デイモン |
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エミリー・ブラント | |
アンソニー・マッキー | |
ジョン・スラッテリー | |
マイケル・ケリー | |
テレンス・スタンプ |