映画【デイブレイカー】感想(ネタバレ)

daybreakers
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●こんなお話

 人類のほとんどがヴァンパイアの文明の話。

●感想

 ヴァンパイアが支配している世界という設定の面白さがよくて、血液20パーセント入りのジュースをみんなで飲んでいたり、日光保護モードなんかで走る車があったりと。ヴァンパイアの世界を見ているだけで面白いです。

 そして、ヴァンパイアの食料の人間が不足していて。人間の血を飲まないと、モンスター化してしまうのでヴァンパイアたちの秩序が崩れ始めているというのも面白いです。主人公は、人間の血を飲むことをせず。共存の道を探そうとして、人間と協力するところから物語が始まります。

 そこで、出てくるのが元ヴァンパイアで人間となったおっちゃんですが。ここで、どうやって人間になったか一応説明されますが。何のこっちゃよくわからない。これが痛いです。もう少し具体的に説明できる設定を考えて欲しかったです。

 更にいただけないのが、主人公が元ヴァンパイアが元に戻った方法で人間に戻ろうと頑張るシークエンスが続きますが。その後、別の方法でも人間に戻れるということがわかります。しかも、これも理屈がよくわからない。だったら、最初から2つ目の方法で解決できたんじゃないか? と思ってしまいました。

 ただ、クライマックスで繰り広げられる地獄絵図はなかなかの見ものでよかったです。あのクライマックスを考えて物語を構成していったのかな? とも思ってしまいました。もう少し、設定を煮詰めてくれれば傑作になったであろう映画で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/12/14 DVD

監督マイケル・スピエリッグ 
ピーター・スピエリッグ 
脚本マイケル・スピエリッグ 
ピーター・スピエリッグ 
出演イーサン・ホーク 
ウィレム・デフォー 
クローディア・カーヴァン 
マイケル・ドーマン 
サム・ニール 
イザベル・ルーカス 
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