映画【帝一の國】感想

☆☆

●こんなお話

 総理大臣になることを絶対的な目標にした主人公がエリート校の生徒会長を目指す話。 

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログから

●感想

 皆さん腹式呼吸でハイテンションのお芝居で絶叫する世界で見ていてとても疲れる作品でした。それでいてポンポンと進んで行く展開が凄かったです。 

 主人公はまず先輩の生徒会選挙でどの先輩につくか、そしてついた先輩の応援をして勝たせる。そして自分が次の生徒会長になる。という行動の動機。 

 この映画、結果だけを描いてなぜそうなったかの過程や行程をすっ飛ばしている印象のためイマイチ乗り切れないままの110分でした。 
 主人公や仲間が票を集めるためにいろんな作戦を練っていきますが、仲間の一体感を強めるだかで太鼓をたたいてますが、いきなり太鼓をシンクロして上手に演奏していて、いつその練習をしたのだろう? とか幕府軍が戊辰戦争で錦の御旗がなかったから負けたという教訓をもとに考えたのが、なぜマイムマイムなんだろう? 少なくともマイムマイムをやってそっちがまとまっている。と無党派層が感じるなんてことがあるのだろうか? と疑問の作戦でした。クライマックスが先輩の選挙戦で盛り上がったのかと思いきや、更に映画は進んで主人公の選挙戦まで描いていて、そこも高速でいつの間にか投票日のため、そこに至るまでに何があったのか原作を読んでないと何のこっちゃわからなかったです。しかも自分の投票したい人のところに並ぶ、というややこしい投票の仕方なんだろう? と思っていたら、案の定、監視者のスキをつこうとするカタキ役がいたりして、そりゃ当然だわなというコメディ映画だから仕方ないですが、突っ込みどころが目立ってしまって乗り切れなかったです。しかもそこで主人公が取る行動がドン引きで、主人公を応援していた人を裏切る行為になぜみんな熱くなっているのだろう。先輩の選挙戦にも主人公はあんまり関係ないところで話が進むのも盛り上がりに欠けると思いました。むしろエリートコースではない外部からやってきた異質な存在のキャラクターの行動がメインに描かれて、カットバックで主人公とカタキ役が校庭でもみ合う。というのが描かれるため、緊張感を欠いてしまっていました。 

 主人公が話を聞いていなかったことをカタキ役に指摘されて、すわピンチだとなると思いきや、すらすらと対応していたりして。何で話聞いていなかったのに、対応できたのだろう? とか。クライマックスでの喧嘩で後ろにいる生徒たちは棒立ちでフェンス越しにいるだけなのに、SEで「ワーワー」と声が聞こえてきて、映像と音があっていないのが不思議だったりと入り込めない原因がいくつかあって。そのため、主人公やその仲間たちが勝とうが負けようがどうでもよくなっていってしまいました。 

 お父さん同士のバトルとかもサイドストーリーで描かれますが、お父さんの逮捕があって主人公がもう終わりだと絶望する、というくだりも主人公の問題ではないのになんでそこまでのダメージがあるのか、映画を見ているだけではわからなかったです。それも気づいたらうやむやのまま解決しているっぽいしでした。 

 ちょっとコメディ映画として役者さんが好き、とか前提条件がないと入り込めない作品だったと思いました。そして主人公の相棒の発明家が1番すごいなと感心する映画でした。 

☆☆

鑑賞日: 2017/05/20 TOHOシネマズ川崎

監督永井聡 
脚本いずみ吉紘 
原作古屋兎丸
出演菅田将暉 
野村周平 
竹内涼真 
間宮祥太朗 
志尊淳 
千葉雄大 
永野芽郁 
0

コメント

タイトルとURLをコピーしました