映画【太陽(2016) 】感想(ネタバレ)

taiyo
スポンサーリンク

●こんなお話

 ウィルスが蔓延した世界でウィルスに強いけど日光に弱い新人類とウィルスに弱いけど日光には強い旧人類の2つの富裕層と貧困層の世界の話。

●感想

 日本でもヴァンパイアものみたいな世界観を作れるんだと知ることができる映画でよかったです。支配される側の旧人類のある村が経済封鎖を解かれたところから物語が始まり、若者の1人だけ新人類に転換できる手術を受けることができるという特典が与えられて、それに受けたい若者、受けさせようとする親とかが現れて…。

 ただお芝居が映画ではなく演劇のようなオーバーアクトで見ていてグッタリ疲れました。みんなワーワー! 叫んでいました。それに長回しが印象的に使われますが、特にクライマックスであろうおじさんが帰ってきて、そこから始まる長回しはみんなが長回しのために動いているかのようで見ているのが気を使ってしまうという逆効果な長回しだったと思います。しかもそこでおこる展開が、新人類を避難させてきた主人公たち、母親の死、おじさんの帰宅、おじさんを襲う村人たち。といういろんな出来事が渋滞してしまって、さっきまで新人類を隠そうとしていたと思ったら、おじさんと大声で対立し始めたと思ったら、隣の部屋でお母さんが死んでるのを見ておいおい落ち込んだりと、躁鬱な状態な役者さんたちでした。

 それに新人類になりたい主人公が新人類の門番と仲良くなるシークエンスがあって、そこにおじさんが来てもめごとになりますが、門であるはずなのに彼ら以外誰もいなくて襲われたりしても誰も助けにこないというのはどういうことなのかとかリアリティの面で乗り切れなかったです。冒頭で旧人類に新人類の駐在さんが殺されるという出来事があるのに、警備が物凄い薄いというのはどういうことなのだろうかと思いながら見てしまいました。

 ちょっとハイテンションな登場人物たちについていけない映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/11/07 DVD

監督入江悠 
脚本入江悠 
前川知大 
原作前川知大
出演神木隆之介 
門脇麦 
古川雄輝 
水田航生 
村上淳 
中村優子 
高橋和也 
森口瑤子 
綾田俊樹 
鶴見辰吾 
古舘寛治 

コメント

タイトルとURLをコピーしました