映画【台風家族】感想(ネタバレ)

taifu-kazoku
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●こんなお話

 父親の死をきっかけに集まった子供たちが遺産で揉め始める話。

●感想

 冒頭、父親が銀行強盗をして加害者家族として子供たちにマスコミが殺到するところから何が起こっているのかと興味を一気につかまれる良いスタートでした。

 そこから舞台劇のような1つの家の中で物語のほとんどが展開していって、コメディなのでありえない展開が続きますが、それが物語の転がりにいいブーストになっていて退屈しないで見られる100分間でした。

 銀行強盗後に両親が失踪したまま10年が経って、葬式のために家族が集まって遺産で揉め始める。長男がかたくなに遺産を多くとろうとしたり弟や妹たちと喧嘩したり、末っ子がyoutuberとして配信したりとありえない展開が起こっていきます。ありえなさでいったら、クライマックスでの両親の行方が判明するところとか絶対にない展開だとは思いますが、この映画内ではリアリティがあったと思います。

 揉め事があって新たに登場人物が現れて、新たな情報が入っていく。どうやらは母親は認知症で父親が介護していたらしい。オレオレ詐欺に遭っていたらしい。そして両親がどこにいるのかと判明していって、それによって残された家族が再生していくという。

 子供たちのドタバタが単純に楽しくてコメディ映画として十分面白い映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/04/30 DVD

監督市井昌秀 
脚本市井昌秀 
出演草彅剛 
新井浩文 
MEGUMI 
中村倫也 
尾野真千子 
甲田まひる 
長内映里香 
若葉竜也 
榊原るみ 
藤竜也 
相島一之 
斉藤暁 
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