映画【フェイク シティ ある男のルール】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　法律無視で犯人逮捕する警官が自らに容疑がかかりそうなので真相を探っていく話。

●感想

　「コンニチワー」と韓国人チンピラに日本語で挨拶して武器の売買をしようとするけれど、ぶち切れられる主人公。そのまま彼らを追いかけてアジトで名乗らずにいきなり射殺していく主人公。主人公は刑事で違法捜査だけど人身売買を解決して上司に褒められる。刑事同僚たちともうまいことやっている。

　けれどもかつて主人公たちと同じチームだったけど今は制服警官に違法捜査でいいのかと喧嘩みたいになる。しかも彼が何が偉い上司にチクってるのではないかとのことになり、コンビニにいるところを話に行くけれど、ちょうど武装強盗がやってきて射殺されてしまう制服警官。その時に主人公の銃撃も制服警官に間違って当たってしまう。

　犯人は2人だけど銃弾は3つあると主人公が疑われるので、主人公独自で何とか捜査するけれど。だんだんと主人公の事を疑う警官とか一緒に行動するうちに何やら汚職警官たちが実は動いていて、主人公の上司や同僚たちがもみ消そうとする。案の定、主人公と汚職警官で銃撃戦になったり。結果、汚職警官達を追い詰めていくことに。

　主人公の立ち位置がどういうものなのかよくわからず、この映画が始まる前までは汚職警官側だと思いますが。普通に自分の中のルールみたいなのがあって、それが曲げられないからお世話になった上司にも歯向かうのとか。途中で知り合った正義感のある若い警官とかのほうを信頼していくのとかも飲み込みにくかったです。

　それにアクションシーンも激しい銃撃戦がありますが、主人公が汚職警官に捕まって手錠かけられても簡単に脱出できて反撃できたり。その後も捕まって生き埋めになりそうになっても簡単に脱出して2人の警官を殺せるというのとかもうまいこと行きすぎに思えてしまいました。

　警官たちの生活や法律無視の捜査で正義をくだす感じとかの雰囲気は面白くて100分間飽きずに見られるアクション映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2010/05/27　Blu-ray　2022/04/15　Amazonプライム・ビデオ