映画【ストレンジ・ワールド もうひとつの世界】感想(ネタバレ)

Strange World (2022)
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●こんなお話

 冒険家の父親を持つ主人公が国の資源が枯渇するかもということで地下世界に行って原因を探るけど…な話。

●感想

 高い山があってその先が解明されていない世界でレジェンドの冒険家とその息子のチームが山を乗り越えようと冒険の旅をしているけど、息子がエネルギーを発している植物を持ち帰った方がいいと進言するけど、父親は山を乗り越えるほうを優先してそのまま山に消えてしまう。

 息子は植物を持ち帰ったらそこから電力を作る植物が栽培されて産業革命的な文化の発達がある。主人公には奥さんもいて子どもができて子どもに自分の生業である農業を教えるけど息子はやる気なし。

 ある夜、大統領自らやってきて植物のエネルギーが枯れそうになってるからその原因を突き止めるために主人公と一緒に地下世界に行ってほしいと話を持ってきて、主人公が探検チームに入る。

 地下へ向かうけど息子もついてきちゃって帰そうとするけど謎の怪鳥みたいなのが襲ってきたりして、そのまま地下世界に突入して不思議な世界へ。

 主人公が謎の生物に襲われたら行方不明だった父親が助けてくれて再会。父親は飛行機があれば父親が乗り越えられない山の道が超えられるとのことで主人公と一緒にはぐれた探検チームのもとへ。主人公の息子は父親を探すために1人で父親のもとへ旅立って途中いろいろ襲われたりして。

 そして祖父、父、息子と親子三世代が再会。探検チームの飛行艇みたいなのに乗って、枯れる植物の調査と祖父が目指す乗り越えられない山への道を行くという2つのミッションを進行。

 人を食べる謎の生物と追いかけっこしてハラハラドキドキがあったり、飛行艇の甲板でカードゲームして問題を明らかにしていったり。

 そして目的地にたどり着いて襲ってくる怪物たちを撃退するために植物のエネルギーで退治しようとする。けれど主人公と息子が喧嘩してたら外に出ちゃって、周囲を見回したら…。

 そして真相が明らかになって問題解決を提案するけれど大統領から信頼されず、監禁されてしまうけど。飼い犬とかの協力で大統領たちの動きを阻止しようとする。植物のコアを少し壊して免疫システムが来るように誘導してうんぬんかんぬんがあって、無事解決。その後の世界でおじいちゃんとか主人公とか息子とかが幸せに暮らしていますとさという。

 おじいちゃんと地下世界で再会するのがクライマックスに近くて、そこからの今までのわだかまりや対立からの和解というのは既定路線な話運びで、しかも見せ方は普通に父と息子、その息子との会話だけで画面に動きがなく結構退屈な時間が多かったです。

 そして自分が保守的な人間だとは思っていなかったですが、孫が好きな相手が同姓で主人公は自分の仕事である農業を息子にもおしつけてやらせようとして反発を受けるという保守的な人物なのかと思いきや、息子が好きな相手が同姓だと知ってもとくに当たり前の反応で、どういう世界観なのだろうかというのとかがノイズになってしまいました。しかもその恋愛感情はただの紹介だけで中盤以降はあまり関係のない話題で別に描かなくてもよかったのではなかろうかと感じる表現でした。

 地下世界のビジュアルとかも見ていてわくわくするものでもなく、地下世界だと思っていたのは実は…という真相が明らかになってからの解決方法が飲み込みにくく、免疫システムだから緑の植物はこうすればいいみたいな流れが理解できないままクライマックスの戦いに入っていきました。

 親子三世代の対立と和解の物語でしたが100分が退屈な時間が多い1本でした。そしてパイロットの扱いがあまりにもかわいそすぎてやりきれなかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2022/11/23 109シネマズ川崎

監督ドン・ホール 
共同監督クイ・グエン 
脚本クイ・グエン 
出演(声)ジェイク・ギレンホール 
デニス・クエイド 
ジャブーキー・ヤング=ホワイト 
ガブリエル・ユニオン 
ルーシー・リュー 
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