映画【劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻ノ篇】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 シンプルプランと呼ばれるスペックホルダー殲滅が始まって、それを阻止しようとする未詳課の人たちの話。

●感想

 90分と短い時間の半分くらいはどこかの塔の上で延々と喋ってるだけだので、なかなか進まない印象でした。しかもずっと「人間は外来種。俺たちスペックホルダーが地球古来の生物」と人類が悪いことを語るカタキ役と「人類の一部の権力者は悪いヤツもいるけど私の仲間は違う!」とそれを阻止する主人公たち。カタキ役が「ミジンコ以下の生物め」と罵り、主人公たちが「それは愛だー!」と人間の素晴らしさを説く。
 この繰り返しのやりとりを延々と見せていって、ちょっときつかったです。せっかく今まで登場したスペックホルダーが登場するのだから、そのメンバーの特徴を活かしたチームでの戦いとかになれば面白いと思いましたが。さっさと退場してしまうし。

 崩壊した国会議事堂の前に立っていたミヤビちゃんとか一体何だったのかな? とかドラマ【ケイゾク】や【ATARU】と微妙にリンクさせる意味ってあったのかな? とストーリーのノイズとなってしまうところが多いのも物語に入りにくい要素だったと思いました。

 結局、時の狭間に落ちて、何度も生きて繰り返される歴史。というのを見せるにはあまりにも前後編で描くにはあまりにもあっけないものだったと思います。佐野元春の歌いいな、って感想しかなかったです。

 とはいえ、やっぱりトウマとセブミの関係なんかは見てて熱いラストだし。トウマのピンチに顔真っ赤にしてやってくるセブミさんカッコいい映画でした。

鑑賞日: 2013/12/14 イオンシネマ多摩センター

監督堤幸彦 
脚本西荻弓絵
出演戸田恵梨香 
加瀬亮 
北村一輝 
栗山千明 
香椎由宇 
有村架純 
KENCHI 
遠藤憲一 
浅野ゆう子 
神木隆之介 
福田沙紀 
城田優 
田中哲司 
安田顕 
真野恵里菜 
向井理 
大島優子 
竜雷太
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