映画【宇宙兄弟】感想(ネタバレ)

space-brothers
スポンサーリンク

●こんなお話

 宇宙飛行士を目指す宇宙兄弟の話。

●感想

 弟は日本人初の月面へ行き、兄は会社を首になり小さいときの夢であった兄弟で宇宙に行くという目標に向かって頑張ります。そこで、いろんな試験が登場しますが宇宙飛行士ってこんな訓練するんだと単純に見たことのない好奇心を満足させてくれるもので面白く見れました。あんな共同生活、絶対ストレスたまります。

 一方の弟の月でのシーンは、ひたすら待ちの状態であまり面白味を感じることができなかったです。子どものときの回想も、ちょっと邪魔に思えました。
 スペースシャトルがリフトアップするシーンは、ものすごい迫力で感動しました。宇宙へと旅立つ高揚感。訓練を受けた飛行士、地上のスタッフ、見守る人々。全ての人たちの気持ちを乗せて宇宙へ。と語るバズ・オルドリンさん熱いです。

 けれども、何千人という候補から6人選ばれてっていう流れが時間の都合上しょうがないですが。開始20分で「宇宙飛行士になる」と決意して5分後には候補生になっているというお兄ちゃん。ものすごいポテンシャルの持ち主なのね。その後もいくつかの障害が出てきますが、簡単に突破していきとんとん拍子感がいなめないです。どっかで敗北を味わって欲しかったです。そこからどうにかして這い上がっていくというのを描かないとカタルシスを感じることが少ないと思いました。何でもできるスーパーマンなお兄ちゃんにしか見えなかったです。

 そして1番ずっこけたのは、弟のピンチのその後。こんな終わり方でよかったのかと思ってしまいました。テロップで簡単に説明されて終わりって……。ちょっと不完全燃焼の気持ちのまま終わってしまった映画でした。

 とはいえ、宇宙飛行士という仕事が見れて面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/05/05 試写会

監督森義隆 
脚本大森美香 
原作小山宙哉
出演小栗旬 
岡田将生 
麻生久美子 
濱田岳 
新井浩文 
井上芳雄 
塩見三省 
堤真一 
タイトルとURLをコピーしました