ドラマ【スター・ウォーズ:スケルトン・クルー】感想(ネタバレ): 子どもたちの銀河冒険記

Skeleton Crew
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●こんなお話

 故郷の星を飛び出ちゃって頑張って戻ろうとする子どもたちの話。

●感想

 郊外の惑星アット・アティンに住む子どもたちが、森の奥で隠された宇宙船を見つけてしまい、うっかりそれを動かして銀河に飛び出してしまうところから始まる。最初はただの探検気分だったのが、戻れなくなってしまい、彼らは未知の世界を旅するはめに。

 旅の途中で出会うのがジュード・ロウ演じる謎めいたジェダイのような人物のジョットで、彼が子どもたちに付き添い、どうにか家に帰そうとします。けれど、宇宙海賊に捕まってしまったり、子どもたち同士の意見がぶつかってバラバラになりそうになったり。その一方で、くたびれたドロイドSM-33が健気に子どもたちを守ろうとする姿も描かれて、どこか温かみが感じられます。

 ある惑星では不思議な生き物たちに助けられたり、逆に騙されて食べられそうになったりと冒険を繰り返し、子どもたちは次第に自分の弱さや恐怖と向き合っていく。ウィムは「本当のジェダイになれるのか」と夢を見ながらも、ただの子どもである現実に悩みますし、仲間たちも「自分たちが帰るべき場所はどこなのか」を考えるようになります。

 終盤では、ジョッドと子どもたちがついに帰還のチャンスを掴むけど、ジョッドは海賊の親分として隠された惑星のアド・アティンを襲撃して子どもたちはスキをついて協力して惑星を隠していた装置をオフにして共和国軍を呼び寄せておしまい。

 全体的に、子どもたちが知らない世界に投げ出されて成長していく、ひと夏の冒険のような物語で、スター・ウォーズらしい宇宙のスケール感と、アンブリン映画的な子どもの目線のワクワクが組み合わさった作りが印象的でした。ただ子どもたちが主人公なので緊張感とかはなく、盛り上がるシーンとか見せ場もあるのに一緒なってエモーションが動かされることがなかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2025/09/04Disney+

監督ジョン・ワッツ
ブライス・ダラス・ハワード
ダニエル・シャイナート
ダニエル・クワン
製作総指揮ジョン・ファブロー
デイヴ・フィローニ
出演ジュード・ロウ
ラビ・カボット=コニャーズ
ロバート・ティモシー・スミス
ライアン・キエラ・アームストロング
キリアナ・クラッター
ニック・フロスト
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