映画【ボーダーライン】感想(ネタバレ)

sicario
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●こんなお話

 FBI捜査官がメキシコの麻薬組織と戦う国防総省のチームに呼ばれて作戦に参加したら、そのチームのやり方が毒には毒を的なゴリゴリなやり方で戸惑いながら戦う話。

●感想

 ルーキーが先輩たちについていったら、その捜査方法が法律とか全然関係ないので戸惑いながらも麻薬カルテルと戦うにはこういう方法しかないのかという主人公の捜査官と一緒になって犯罪組織と戦う人たちを見る構図になっていて、誘拐作戦をして帰り道に渋滞にハマるだけでかなりの緊張感がありました。映画全体がこの先どうなっていくのだろう? という緊張感に包まれていて、それで引っ張っていってくれました。

 ただ主人公の女性捜査官が特に何もしていないように感じてしまって面白さを感じることがなかったです。話を能動的に動かすのはベニチオ・デル・トロさん演じる捜査官で彼が実質上の主役みたいでした。無敵の男・デル・トロで目的を果たすときの彼の行動とかはそれほどまで恨みが強いのかと面白かったです。ただ麻薬カルテルのボスって、結構警備がザルなのかな? 本気で捜査チームがやっつけようと思えば、簡単に倒せちゃうんじゃないのかな? とか突っ込んじゃいました。

 主人公の相棒とかジョシュ・ブローリンさんとかほったらかしになってしまったりするのももう少し何とかならなかったのかなとか思いました。

 にしてもメキシコって高速道路みたいなとこで銃撃戦が起こって死体が転がってたり、子どもたちがサッカーしていると銃声が聞こえてくるとか怖い国なのかと思っちゃう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/04/15 チネチッタ川崎  2017/03/15 Blu-ray

監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
脚本テイラー・シェリダン
出演エミリー・ブラント 
ベニチオ・デル・トロ 
ジョシュ・ブローリン 
ヴィクター・ガーバー 
ジョン・バーンサル 
ダニエル・カルーヤ 
ジェフリー・ドノヴァン 

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