映画【戦争と人間 第三部 完結篇】感想

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●こんなお話

 とうとう戦争が激化してきて、激動の人生を送る財閥の人たちの話。

●感想

 軍部や財閥による戦争がどのようにして起こるのか、そして力で個人をねじ伏せて、それに抗う事はかなりの力を要するという事だというのを教えてくれる画映画でした。そして何より、ノモンハン事件がクライマックスに用意されていて、物凄い迫力の戦闘シーンが見られるだけでも価値がある映画だと思います。

 日本軍による生きたまま中国人を銃剣で突き刺す訓練、生体刺突や村を襲撃して殺戮するシーンは見るのが辛かったです。
 映画全編の主人公である五代家の子どもたちの1人が軍隊に入って、そこでひたすら殴られ殴られ足腰が立たなくなるまでやられたりと、日本軍の日常も描かれていて興味深く見ることができました。

 三部作で張作霖爆殺事件、満州事変、二・二六事件、西安事件、日中戦争、ノモンハン事件。と昭和史を映像として見られるのもよかったです。そして動乱の中、展開されるラブストーリー。
 オールスターキャストで次から次に豪華キャストが出てきて華やかで迫力あるものですが、主人公として見ることができる人物がいなくて。出てきて消えて出てきて消えてというものなので、イマイチ、歴史の流れと登場人物たちの悲劇が入りきれないもので残念でした。

 完結編とうってありますが、膨大な登場人物たちが意味深に出てきてはしれっといつの間にか消えてしまって物語としてはイマイチ乗り切れない映画でもありました。前作で連行された加藤剛さんや不気味な三國連太郎さんとかどこ行っちゃったのか気になる話でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/03/13 DVD

監督山本薩夫 
脚本武田敦 
山田信夫 
原作五味川純平 
出演滝沢修 
高橋悦史 
浅丘ルリ子 
北大路欣也 
吉永小百合 
芦田伸介 
水戸光子 
波多野憲 
夏純子 
山本圭 
高橋英樹 
江原真二郎 
加藤嘉 
鈴木瑞穂 
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