●こんなお話
新エネルギーを巡って企業とか国が対立して世界が荒廃した世界で和平交渉のために主人公が対立相手のもとに向かう話。
●感想
最初に膨大なテロップで世界観の説明がされて、いきなり置いてかれる説明でした。なにやらエネルギーを巡って対立が起こって世界が破滅しているらしい。そして主人公は片側の前線基地みたいなところの司令官。その基地に遠くから兵隊がやってくるけど、砂から襲ってくるマシンに殺されてしまう。その兵隊が持っていたのは対立相手から和平交渉のメッセージをもらって、さらに遠い地の上官からも和平交渉が始まっていることを知らされる。そんなときに民間機が基地の近くに墜落して、それをきっかけに主人公と墜落機から生き残った若い兵隊と共に対立相手の基地へ向かう。
SFのギミックが面白くて上官のVRのメッセージとかも最初は普通に目の前にいるかと思いきやノイズが入るとその上官が消えたりついたりする演出とか面白かったです。さらには自動機械の人間を襲ってくるマシンの数々のデザインの面白さ。そして人間の皮をかぶったマシンがいて、最初は子供のタイプがいてさらに別な人間の見た目のマシンが人間たちに紛れ込んで殺しに来るというハラハラドキドキ。
基本、途中で仲間が増えていきますがほとんどがマシンという恐ろしさ。よくよく考えるとなぜそのタイミングで正体を現す。という感じですが、マシンは同じことしか言わないとかの警告があってそれがのちに出てくると「あれ? この人?」という展開が興味が続く見せ方でした。
途中で対立相手の基地にいる女性と主人公がいきなりキスをして恋愛関係になるのとかはいきなりすぎてついていけなかったです。そのためクライマックスで1人しか宇宙船に乗れないとなって、主人公が席を譲ろうとする葛藤みたいなのがあまり伝わってこなかったです。
とはいえ主人公たちが自分の基地に戻ってきて扉があくと子供のマシンがわらわらと大量に出てきて撃ちまくるとかいくらマシンとはいえきつい映像だったり制作当時の特撮が楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/03/01 WOWOW
監督 | クリスチャン・デュゲイ |
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脚本 | ダン・オバノン |
ミゲル・テファダ=フロレス | |
原作 | フィリップ・K・ディック |
出演 | ピーター・ウェラー |
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ロイ・デュプス | |
ジェニファー・ルービン | |
アンディ・ラウアー | |
チャールズ・パウエル | |
ロン・ホワイト | |
マイケル・カロ |