●こんなお話
中年パパラッチと新人記者がいろんな事件を追いかけるうちに好き好きになっていく話。
●感想
主人公がコールガールと車の中にいて、彼女が外に出るとカメラがグーンと東京の夜景を映してタイトルクレジットという冒頭が最高に上がるツカミでした。
そこから新人の相棒がやってきて、喧嘩しながらタッグを組むというバディものになっていきますが。この仲悪い2人のやりとりというのが物凄いベタなやりとりなので見ていて恥ずかしかったです。賞味期限切れのパンを与えるやりとりとかかなり苦笑いでした。
新人の相棒が質問をして主人公がそれに答えるというパパラッチの仕事を紹介するのかと思いきや、あまりそういったうんちくを聞けないのが残念でした。それよりも花火を使っての撮影とかカーチェイスで花火を撃ちまくったりして漫画的な展開が続いて、それはそれで映画的な見せ場として面白いですが、リアリティがあまりない風に見えてしまうものでした。猟奇殺人犯の顔を撮るという見せ場も厳重な警察をどうやって突破するのかと思いきや、終始主人公たちと敵対して売れるためにはグラビアが必要といっていた滝藤さんがいきなり主人公の後輩でした。と登場してラグビー部という経験を活かしてのゴリ押し突破も笑えてよかったですが、なんでもありに見えてしまってどうでもよくなってしまいました。
主人公と相棒のラブロマンスも果たして必要だったのか疑問で、綺麗な朝日の中で軽いベッドシーンを結構長いこと見せられるのも恥ずかしくて見てるの辛かったです。主人公のかつての相棒であり過去に何か大きな借りがあって喧嘩もめちゃくちゃ強い情報屋であるリリー・フランキーさんがいて、何やらクスリもやっていてヤバい感じに描かれますが、クライマックスでのいきなり出てくる突飛な行動もついていくの必死でした。
そしてオチも唐突すぎてスローで感動的に主人公の様子が映されますが、もはやそれがギャグのような展開で声を出して笑ってしまう最後でした。
もう少し写真週刊誌の実体とか良い部分悪い部分を見てみたかったです。
☆☆
鑑賞日: 2016/10/03 TOHOシネマズ川崎 2017/11/19 Amazonプライム・ビデオ
監督 | 大根仁 |
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脚本 | 大根仁 |
原作 | 原田眞人 |
出演 | 福山雅治 |
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二階堂ふみ | |
吉田羊 | |
滝藤賢一 | |
リリー・フランキー | |
斎藤工 | |
塚本晋也 |
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