映画【貞子vs伽椰子】感想(ネタバレ)

sadakovskayako
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●こんなお話

 呪いのビデオを見て貞子に呪われた主人公が呪いを解くために伽椰子の呪いももらって、2大幽霊を戦わせる話。 

●感想

 貞子と伽椰子という有名なキャラクターはもはやお笑い要員になってしまってる状況の中、しっかりとホラー映画として正攻法に怖がらせる映画になっていてよかったです。ちゃんとお化け屋敷映画として見ることができました。 

 メインは貞子の呪いが描かれて、貞子の呪いを解くために頑張るという展開が続きます。けど、もうシリーズを見ている人が見る映画だと思いますが、ちょっとテンポが悪い印象でした。基本、幽霊がアタックしてきて怖がる。というリアクションの部分がキモだと思いますが、幽霊がアタックしてくれないと話が進まなくて、待ちの展開が多いのが退屈の原因だと思いました。中盤から凄腕の霊媒師コンビみたいなのが出てきて、彼らが呪いをどうやって解くのかというところからやっとこさ話が転がり始めていたようでした。 

 あとは仕方ないですが、【リング】にあった日本のじめっとしたような怖さとか【呪怨】の畳み掛けるような恐怖シーンとかもなくなってしまったのが残念でした。それでいて、1番楽しみにしている貞子と伽椰子の対決シーンは最後の最後までないし、暗くて何をしているのかよくわからないしで、クライマックスの最初の戦いである俊雄クンVS貞子が「待ってました」感が1番盛り上がりましたが、あとは失速してしまって残念です。 

 それに【リング】の見たら7日間で死ぬというルールが微妙に変わっていたり、呪いのビデオも全く違ったものになっていたり、【呪怨】の舞台になる家が変わっていたりとシリーズファンからするとそういう違いが気になってもしまいました。 

 とはいえ、途中に出てくる霊媒師さんたちが貞子の呪いに襲われるシーンとかでの頭突きとか俊雄クンに飛びつかれて死んだりする人のリアクションが面白かったり、クライマックスで霊媒師さんがどうやって呪いを解くのかと思っていたら「お前たちどっちかには犠牲になってしまう」という無茶苦茶なことをさらっと言ったりと凄い展開が面白い映画でした。 

☆☆

鑑賞日: 2016/06/18 チネチッタ川崎  2017/09/03  Amazonプライム・ビデオ

監督白石晃士 
脚本白石晃士 
出演山本美月 
玉城ティナ 
佐津川愛美 
田中美里 
甲本雅裕 
安藤政信 

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