映画【マッスルモンク】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 前世の行いで現世の死が見えてしまう僧侶がヒロインの死を何とか救おうとする話。

●感想

 いきなりマッチョなアンディ・ラウがストリップをしているというツカミで始まり、同時進行で刑事たちがインド系の容疑者を追いかけていてその容疑者がめちゃ怪力で脚力も凄くて地面を飛ぶように走って逃げる姿が凄いです。そして主人公はヒロインの女刑事の前世が中国人を虐殺した日本兵で因果応報で殺される運命にあると知って何とか彼女を救おうとして彼女のピンチになると現れるので、ヒロインは自分のことを救ってくれる王子様と思って好きになって行く。

 展開が高速でしかも仏教色が強くて序盤は単純にいろんな悪人を逮捕していくヒーローものかなと思っていたら、何をやっても日本兵の前世は消えなくて彼女を救えないことがわかって。ヒロインはかくなるうえはと主人公が過去に大事な人を殺人鬼に殺されていて逃走中なので、その犯人を捕まえるために自ら犠牲になって手がかりをつかめたらと動き始めて…。

 ここでの後半の展開がなかなかショッキングでラブストーリーとしては悲劇だと思いますが、そこから主人公が次のさらなるステージへと昇華するきっかけとなるヒロインの結果で主人公がレベルアップするならそれはそれで幸せなのだろうかと考えてしまって、一見おバカ映画だけど仏教映画としてぐるぐると主人公たちの行動を映画を見終わっても考えてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2017/07/15 DVD

監督ジョニー・トー 
ワイ・カーファイ 
脚本ワイ・カーファイ 
出演アンディ・ラウ 
セシリア・チャン 
チョン・シウファイ 
カレン・トン

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