映画【溺れる魚】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 企業を脅迫する事件が起こって免職寸前の刑事が捜査する話。

●感想

 堤幸彦監督テイストのギャグやキャラクターが全開で、冒頭は回想で一家殺人みたいなのが挿入されてサイコサスペンスで始まったと思いきや、いつもの堤ギャグのテイストになっていくという。キャラクターの面白さや小ネタで笑わせてくるスタイルなので、それにハマらないとけっこう苦痛の時間になると思いました。

 脅迫事件を捜査する過程でゲイクラブとかに潜入するとかなっていったり、企業の重役たちが脅迫事件に踊らされたり、警察の偉い人が何やら悪巧みをしている感じだったり。漫画的で唐突で突拍子もないギャグが連発されるために、結果、今どこで何をしているんだっけ? と話の方向性がどこにあるのかわからなくなって、難解な映画になってしまっていると思いました。クライマックスも水中コントに見えてしまって、悪役として登場する渡辺謙さんが映画が進むにつれて、かっこよく登場したのにだんだんと小者化していくのが残念でした。

 とはいえ、ある意味カルト映画のような混沌さがあってこれはこれで面白いのかなと考え始めちゃう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2017/04/24 NETFLIX

監督堤幸彦 
脚色横谷昌宏 
原作戸梶圭太
出演椎名桔平 
窪塚洋介 
仲間由紀恵 
IZAM 
渡辺謙 

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