映画【レッド・ブロンクス】感想(ネタバレ):ニューヨークで繰り広げられるノンストップアクション!ホバークラフトで決着する痛快バトル

Rumble in The Bronx
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●こんなお話

 おじさんの結婚式参加のためにニューヨークにやってきた主人公がチンピラとか犯罪組織と戦うことになる話。

●感想

 主人公がニューヨークにやってきて、空港にはおじさんが迎えにきている。おじさんの案内で経営しているお店に行き、そこで婚約者を紹介されたり、店を売るという話が持ち上がる。買い手として現れた女性が商談をまとめて、その女性が経営者となり、主人公もお店を手伝うことになる。主人公の隣の家には車いすの少年が住んでいて、少しずつ交流が始まっていく。

 ある晩、主人公が寝ていると、外でチンピラたちが無許可のカーレースを始めてしまう。その混乱の中で、おじさんの大事な車が巻き込まれそうになり、主人公が割って入ってレースを妨害。その仕返しとして、チンピラたちが店に押しかけるが、主人公が撃退する。だが今度は逆に襲撃されて重傷を負い、車いすの少年の家に逃げ込み、少年の姉が応急処置をしてくれる。

 さらに、街中でもう一度チンピラに襲われ、立体駐車場から突き落とされそうになるが、隣のビルにジャンプしてギリギリのところで逃げ切る。

 一方、犯罪組織が進めていた宝石取引が交通事故によって思わぬトラブルに発展。偶然居合わせたチンピラの1人がダイヤを盗み出して逃走。ダイヤは逃走中に車いすの少年のクッションの中に隠され、事態は思わぬ方向へ。主人公は単身でチンピラのアジトへ殴り込み、一騎打ちの末に敵を倒し、「やり直すなら今だ」と諭すようなシーンもある。

 だが、ダイヤの行方を追っていた犯罪組織がついに少年にたどり着き、主人公たちは再び脅迫される。クッションの中からダイヤを発見した主人公は、仲間が人質に取られたため、警察のサポートを受けながら取引現場へ。最終的にアクション展開となり、クライマックスではホバークラフトを使った大追跡。逃げる犯罪組織を主人公がホバークラフトで追い詰め、最後には警察の了解のもと、ボスをホバークラフトで轢いてエンディング。

 アクションシーンが盛りだくさんで90分間ずっとテンポよく進み、見ていて飽きない作品でした。特にホバークラフトを使ったチェイスシーンは他ではあまり見られず、新鮮でした。アニタ・ムイさんのコメディエンヌとしての魅力も光り、お店を壊されてしまう演技は切なくも笑える場面になっていたと思います。 

 ただ、アニタ・ムイさんのキャラクターがしっかり描かれている割には、中盤以降の出番が減ってしまう点が惜しいと感じました。彼女と主人公の恋愛関係が描かれる女性キャラクターの立ち位置と重なっていて、役割がやや中途半端になっていた印象が残ってしまう1作でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/09/23 U-NEXT

監督スタンリー・トン 
脚本エドワード・タン 
ファイブ・マー 
出演ジャッキー・チェン 
アニタ・ムイ 
フランソワーズ・イップ 
トン・ピョウ 
モーガン・ラム 
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