映画【レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー】感想(ネタバレ)

reykjavik-whale-watching-massacre
スポンサーリンク

●こんなお話

 ホエールウォッチングしてたら殺人鬼が紛れ込んじゃった話。

●感想

 いろんな客が船に乗り込む紹介の序盤から、ハプニングが起こるまではアイスランドの薄暗い空の雰囲気もあいまって面白くなりそうなオープニングでよかったです。

 そして、第2幕が始まってからはよくあるスプラッタもので。目新しさがほとんどないのが残念でした。殺され方なんかも、工夫はされてますが。新鮮味はなく、ただただ殺されていく順番だったりを楽しむしかないです。

 ストーリーは、本筋が始まるところからハチャメチャで登場人物の気持ちの変化があっという間でものすごいことになってました。さっき知り合った男女が、殺されそうになって隠れているのに。いきなり告白シーンになったり。つり橋理論なのだろうかという。
 中でも異彩を放っていたのが裕木奈江さんで、ただのお手伝いさんだったのに、何故かお手製の火炎瓶を作り始めたり。船を操縦し始めたり。一体、彼女の人生に何があったのか気になりました。自衛隊のレンジャー部隊で訓練したのかってくらいサバイバル術に長ける人物になっていたのが驚きました。

 襲い掛かる捕鯨ファミリーは、強いんだか弱いんだかわからず。ちょこっとだけ紹介のシーンがあるだけで、どうやってマッドな性格になったのか? なぜ、人を襲うのか。あそこまで派手に襲って、沿岸警備隊なんかからの目をどうやってかいくぐるのか? とか気になるポイントいっぱいで残念でした。

 とはいえ、90分楽しめる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/08/29 DVD

監督ジュリアス・ケンプ 
脚本シオン・シガードソン 
出演ピーラ・ヴィターラ 
ヒルギ・ビョルンソン 
裕木奈江 
グズルーン・ギスラドッティル 
タイトルとURLをコピーしました