映画【007/慰めの報酬】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 「カジノロワイヤル」パート2な話。

●感想

 ストーリーも人間関係も前作の【カジノロワイヤル】からの続きとなっており、前作の天地人を覚えていることはマストの内容になっていました。そのため前作の内容を覚えていないと冒頭から置いていかれるというちょっと不親切だとは思いました。

 しかもアクションシーンもカーチェイスにボートチェイスにドッグファイトとバリエーションはあるけれど、カット割りがゴチャゴチャで何が何やらな見せ方になってしまっているために盛り上がりにくいアクションシーンの連続でした。

 主人公は前作のボンドガールのリベンジということが行動の動機だとは思いますが、今作のカタキ役の環境保護団体のCEOと倒すことが一体何のリベンジなのだろうか? というよくわからない戦いで、かつちっこいカタキ役がボンドをぶん殴ったりしているのを見たり、カタキ役の部下が銃を構えてボンドを待ち受けてたけど爆破で簡単に吹き飛ばされるというのとかギャグなのかなんなのかわからないで戸惑う展開が続くカタキ役で魅力が著しくないキャラクターで残念でした。

 ボンドガールも幼少時に家族を殺された将軍を殺すことを目的に動いているだけで、あんまりボンドと関係ないしでこの人もあんまり魅力を感じなかったです。

 前作で登場した内通疑惑で拷問を受ける元工作員とかボンドがお金に困ると助けを求められてボンドを許して協力したと思ったら、簡単にゴミみたいな扱いを受けて可哀そうすぎるキャラクターでした。

 このようなアクション映画がたくさんあるために、007でやる意味みたいなのがわかりにくいのが残念な1本でしたが、上映時間が短いのが唯一の救いの映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2010/04/05 Blu-ray  2019/08/19 BS-TBS

監督マーク・フォスター 
脚本ニール・パーヴィス 
ロバート・ウェイド 
ポール・ハギス 
出演ダニエル・クレイグ 
オルガ・キュリレンコ 
マチュー・アマルリック 
ジュディ・デンチ 
ジェマ・アータートン 
ジャンカルロ・ジャンニーニ 
ジェフリー・ライト 

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