映画【プロメテウス】感想(ネタバレ)

prometheus
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●こんなお話

 人類の起源を探りに宇宙の旅をする人たちの話。

●感想

 人類を創造した生き物がいるのではないかということで調査チームが惑星に向かって、人工物を発見して中を調査する。

 2人だけ先に帰ったと思ったら出られなくなって一晩過ごすことになったら、蛇みたいな生き物に襲われてパニック。翌朝助けに行く主人公たちだったけど、主人公のパートナーが前の日にアンドロイドに謎のものを盛られた飲み物を飲んだ結果、体調不良に。みんなで慌てて帰還するけど、宇宙船の人から病気持ってるなら入れられないとのことで押し問答。体調不良の相棒は自ら火炎放射器の前に出て燃やされる。

 主人公が目覚めたらありえない妊娠が発覚して自ら医療ポッドに入って中絶手術をする。そしたらタコみたいな生き物がおなかから出てくる。そしてふらふらである部屋に入ったら死んでたはずの高齢の依頼主が実は生きていて人類の創造主に会いに行くということに。

 1体だけ生きていて、それを目覚めさせたらいきなり襲われてみんなやられる。その生き物が旅立とうとするので、船の仲間に外に出してはいけないということでいきなり特攻して宇宙船を破壊。酸素が足りないので壊れた船内に戻ったら取り出したタコが巨大化してるのを発見したところにエンジニアが襲ってきたのでタコを襲わせる。

 生き残った主人公とアンドロイドがエンジニアの惑星への旅へと向かっておしまい。

 圧倒的ヴィジュアルで120分間押し込まれる映画で素晴らしかったです。冒頭のエンジニアと呼ばれる人類の創造主がどこかの惑星で種を誕生させるオープニングからのタイトルバックとか一気に掴まれます。

 遺跡から遠い惑星に呼ばれているというメッセージだと受け取った会社の偉い人の判断で探索チームが宇宙へと旅立ち、そこで謎の遺跡を発見してそこで起こるホラー的な事象に翻弄されるストーリーですが。そこにアンドロイドのデイヴィットが所々で謎の行動をして、物語を更に波乱なものにさせていきます。
 
 物語の語り口自体が小出しで全ての答えを観客に教えるものではないので、ちょっとわかりづらくもありますが。そんなに難しいものではなく、エンジニアが開発した生物兵器みたいなのが人類に感染して、更にそいつから絶対嫌な性病として感染が広がり人類から誕生した生物が創造主に感染するという。ものすごい生命誕生の流れが描かれます。

 中盤、アンドロイドがエンジニアの宇宙船で発見するホログラムの星図のシーンや冒頭の牧歌的な原風景なんかは感動すら覚えて涙しそうになります。宇宙船のヴィジュアルも最高にカッコいいです。
 
 とはいえ、全然プロに見えない登場人物たちだったり、完全に続編ありきの展開だったり、いくら「オレはどんな手を使ってもあいつらを地球に行かせない」と宣言してたとはいえ、主人公の台詞だけで特攻をしようとする登場人物とか乱暴な展開も多くて残念でした。とはいえ、圧倒される映像美の映画で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/09/01 TOHOシネマズ南大沢 2023/05/05 Disney+

監督リドリー・スコット 
脚本ジョン・スペイツ 
デイモン・リンデロフ
出演ノオミ・ラパス 
マイケル・ファスベンダー 
ガイ・ピアース 
イドリス・エルバ 
ローガン・マーシャル=グリーン 
シャーリーズ・セロン 
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