映画【プレデター ザ・プレイ】感想(ネタバレ):ネイティブアメリカンVSプレデター!森の中で繰り広げられるサバイバルアクション

Prey
スポンサーリンク

●こんなお話

 1700年代の北アメリカ大陸でコマンチがプレデターと戦う話。

●感想

 ネイティブアメリカンの少女が主人公。彼女はハンターとして認められたい一心で狩りに挑むが、兄や仲間たちからはまだ実力不足と見なされている。ライオンに仲間が襲われ、みんなで討伐に向かうことに。主人公は木の上からライオンに挑むが、気を失ってしまい、目覚めると兄がとどめを刺して英雄扱いされている。

 しかし、彼女はその狩りの最中、何か別の生物がいることを察する。1人で山を越えてその存在を確かめに行き、途中で熊に襲われたところにプレデターが出現。これが主人公の初めての遭遇となる。逃げる中で仲間と合流し、村に戻ろうとするが、そこにプレデターが現れ、ネイティブアメリカンたちと激しい戦闘になる。

 さらに、舞台にはヨーロッパ系の侵略者たちも登場。バッファローの虐殺や罠の設置などの行動で彼らの存在が浮かび上がる。彼らもまた最強の獲物を狩ろうとし、主人公を囮に使ってプレデターと対峙するも次々と倒されていく。

 物語はクライマックスへ。兄と協力して戦った後、とうとう主人公が1人でプレデターに挑む。飼っている犬と連携し、薬草で体温を下げて気配を消したり、底なし沼やプレデターのヘルメットのレーザー照準を巧みに利用して戦う姿が描かれる。

 アメリカの原生林の美しい風景や、アクションシーンの迫力はとても見応えがあり、映像面では非常に魅力的でした。ネイティブアメリカンたちがプレデターにも臆せず立ち向かう姿は、勇敢でかっこよさが際立っていました。

 ただ、プレデターのビジュアルについては序盤の動物との戦いのシーンがCGに頼りすぎていて、アニメを見ているような感覚に陥る場面もあったり。ラストの一騎打ちの演出やスーツの見せ方は良かったですが、レーザー照準の仕様などはあまり説明されず、初見の人には少しわかりづらい印象でした。

 そして細かい点ではあるが、ネイティブアメリカンたちがみんな流暢な英語を話していることが、リアリティを削いでしまった部分も否めなかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2022/08/06 Disney+ 2024/01/01 Disney+

監督ダン・トラクテンバーグ
脚本パトリック・アイソン
出演アンバー・ミッドサンダー
ダコタ・ビーバーズ
デイン・ディリエグロ
ステファニー・マタイアス
タイトルとURLをコピーしました