映画【ロスト・フライト】感想(ネタバレ):飛行機が無法地帯に不時着!命をかけた脱出劇と銃撃戦が交錯するサバイバルアクション

PLANE
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●こんなお話

 フィリピンの反政府組織が支配する場所に不時着して武装勢力に追いかけまわされる話。

●感想

 フライトに遅れそうになりながら空港に駆けつけ、娘と電話しながら勤務に入る主人公。職場の副操縦士やキャビンアテンダントといつものように挨拶を交わすが、その日はどうも様子が違っていた。聞いていなかったはずの殺人犯が護送されてくることになり、さらに飛行ルートには強い嵐があることが伝えられる。

 案の定、嵐に巻き込まれ、飛行機は落雷を受けて電気系統が故障。操縦不能に陥る中、どうにか陸地を見つけて不時着に成功するが、そこはフィリピン南部の島で、反政府勢力が支配する無法地帯だった。欧米人が誘拐されることもある危険な地域であることがわかり、緊張感が一気に高まる。

 無線での連絡を試みるも、敵の兵士に襲われてしまい、思わぬことに護送中の殺人犯が主人公を助ける。その後も緊迫した状況は続き、乗客たちが武装勢力に人質として連れ去られてしまう。主人公は殺人犯とともに反撃し、人質を救い出すものの、自分たちは逃げきれず、主人公が囮となって時間を稼ぐことに。

 そこへ傭兵部隊が登場し、激しい銃撃戦が展開される。何とか飛行機に戻り、再び空へ飛び立とうとするも、殺人犯は「自分は逃げられない」と残る道を選び、傭兵の持っていた金を手にその場を去る。残された乗客たちを乗せた飛行機はどうにか離陸し、近くの空港へ無事に着陸。命がけのサバイバルがようやくおしまい。

 航空パニックとゲリラ地帯での脱出劇を組み合わせたような展開で、100分間テンポよく突き進むアクション映画。シンプルでわかりやすいストーリーとスリル満点の演出が魅力で、ジャンル映画としてしっかり楽しめました。

☆☆☆

鑑賞日:2024/04/27 Amazonプライム・ビデオ

監督ジャン・フランソワ・リシェ 
脚本チャールズ・カミング 
J・P・デイヴィス 
出演ジェラルド・バトラー 
マイク・コルター 
トニー・ゴールドウィン 
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