映画【ピンクとグレー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 子どもの時からずっと一緒だった主人公たちが芸能界に入って悪い世界に翻弄される話。

●感想

 小学校時代から高校とかになって渋谷でスカウトされて、1人は売れていって1人は最初は喜んでるけど。しだいに環境が変わっていって2人の関係が崩れていくという。【キッズリターン】的な対比で見せていきますが、この主人公2人の仲良しっぷりが大げさでワーワー騒いでるだけでどうしても記号的に見えてしまって、フィクション感が強すぎてついていけなかったです。「公共の場で騒ぎすぎ」と少しイライラしながら見ちゃいました。

 そして中盤でひっくりかえる展開になりますが、そこから映画の世界観を把握するために今までの流れを思い出しながら現在進行の話も見ていかないといけないので少し戸惑うという。その仕掛け自体は面白いと思いますが、後半からは主人公が延々とうじうじ悩むだけなので、しかも結構静かに話が進行するので退屈でした。画面自体も暗いので余計にテンポが悪く感じてしまいました。そして結局何の話だったのだろう? 仲良しだった2人が今はこうなってしまいました。それで? と思ったまま終わってしまいました。

本題が後半だと思うので、物語の半分で描いてきたことをもっと短くしてグレーの部分をもっと早く描いていけば面白くなりそうな設定でした。前半は大げさな主人公たちについていけないし、後半はうじうじ悩み始めてどうでもよくなっていくしで芸能界って怖い場所なんだと勉強になるだけの映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/11 TOHOシネマズ川崎

監督行定勲 
脚本蓬莱竜太 
行定勲 
原作加藤シゲアキ
出演中島裕翔 
菅田将暉 
夏帆 
岸井ゆきの 
千葉哲也 
マキタスポーツ 
橋本じゅん 
宮崎美子 
柳楽優弥 

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