映画【パール・ハーバー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 リメンバー、パールハーバーな話

●感想

 勇ましい音楽と共に何十分あるんだってくらいの真珠湾攻撃の迫力ある映像は凄かったです。ただ、いかんせん真珠湾攻撃という流れと主人公たちの流れが全くの無関係すぎて真珠湾の設定の意味がわからないのが痛いです。そして主人公たちの恋愛の描かれ方酷すぎるのがつまらないと感じる最大の要因だと思います。
 この3人の恋が感情移入できるものであれば、敵が日本だろうと面白いと思えるものでしょうが。いかんせん主人公たち見てるとイライラするし、その上、トンデモ日本軍になっているのが火に脂を注ぐ状態になってしまっていると思いました。

 主人公と看護婦が恋に落ちるのが早すぎだし、親友と看護婦が恋に落ちるの早すぎです。これじゃ、看護婦がただの性欲強し女にしか見えないです。どうやったら人間が恋に落ちてその人のために命をかけるのか? 友情と恋愛に悩む若者をどう描くのか? というのを深くやってくれたら面白いものになっていたと思います。
 そんなのを描かずに、景色の綺麗なところでイチャついて囁きあってるか。ダンスホールでバカ騒ぎしてるかしかしてないように思えました。

 合間に、トンデモ日本が挟まるのと。アメリカ大統領の勇ましい演説が挿入されても何の感情も揺り動かされませんでした。主人公の動きと歴史の動きがあまりに関係なさすぎでした。

 いくら迫力ある映像が見れても、まるで気持ちが入れなければ退屈なだけの映像になってしまってダメでした。180分もたっぷりと描いているのに、戦闘シーンが長いこと描かれてるだけで人間関係を描く時間が少なすぎる映画だったと思います。

☆☆

鑑賞日: 2012/03/17 DVD

監督マイケル・ベイ 
脚本ランダル・ウォレス 
出演ベン・アフレック 
ジョシュ・ハートネット 
ケイト・ベッキンセイル 
アレック・ボールドウィン 
キューバ・グッディング・ジュニア 
ジョン・ヴォイト 
ダン・エイクロイド 
トム・サイズモア 
ユエン・ブレンナー 
ジェームズ・キン 
コルム・フィオール 
マコ 
ケリー・ヒロユキ・タガワ 
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